我々が人間という肉体体験をする時の区分について考えておきます。
肉体体験というのは、全ての人が同じような進み方をしているのではなく、肉体体験が初めての人から、既に多くの体験をしている人、肉体体験から次のステップに進もうとしている人があります。
図にすると、こんな感じです。
【ディセンド】
肉体体験を始めたばかりの人達。神界・霊界では出来ない体験を始めたばかりの人達なので、スピリチュアルなことよりも、肉体的な体験を重視する。
また、肉体体験に慣れていないため、生きるのが下手な人も多く、それらを早く克服するため、精神科医になることで理解を深めるというケースもある。
【ループ】
肉体レベルでの転生を繰り返す(ループ)ことで、様々な体験をしている人達。この段階でも、肉体的な体験の方を重視するので、スピリチュアルな事柄への関心は低くなる傾向がある。また、スピリチュアルな事柄に対して、否定的な立場をとる人は、この段階の体験を深めている人が多い。
このループの段階を、「転生○○回以上は、何々」といって回数で語る人がいるようですが、回数は重要な要素ではありません。あくまでも体験の中身がポイントであり、その体験も"自分がしたい体験"であるということですから、単純に回数で数えられるものではありません。
【アセンド】
様々な肉体体験を経て、それらの体験や知識を神界に持ち帰る段階に進んでいる人達。この段階になると、スピリチュアルな事柄について、自然と興味を持ち始めるようになる。
また、スピリチュアルという概念ではなくとも、自分と大いなる存在との関係を信じるようになる。
五井先生が言われている、「この世に神の世界を顕現させる」というのは、アセンドの段階に進んだ人達が理解でき、実行できることであり、ディセンド・ループの段階を深めている人の場合は、そういったことを理解することが難しいところがあります。
ここでは、説明のために単純化しているので、実際にはディセンド+ループ(転生回数が少ない場合)とか、ループ+アセンド(スピリチュアルへの憧れがあるが、肉体重視)といったタイプの人もいますし、短時間で肉体体験を卒業しようとするような場合は、ディセンド+アセンドを一生の中で行うケースもあります。なので、この三区分は理解の足掛かりとしてとらえておいてください。
- - - - - - - -
そして・・・
このブログを読んでいるということは、あなたもアセンドの段階に来ているということです。しかし、あなたの周囲には、ディセンド・ループの段階を進んでいる人も存在します。
そういった人達に、無理にスピリチュアルな事柄を教えて行こうとすると、困難にぶつかります。その困難を克服することも貴重な体験ではありますが、それ以前にまず自分を高めて行く(アセンド)することが大切です。
コメント
スピリチュアルの師となる人に出会いたい(反面教師でなく)と心から思い、神様にお願いしたのが今年の3月11日の後です。そしてこちらにたどり着き、学ぶ喜びと、今生きる事の喜びを、あらためて感じています。いつもありがとうございます。
は…はいっ…!