表面上は、今日という日は、昨日からの続きであり、明日は今日の続きのように見えます。
しかし、これはそう見えるだけです。
真実は、今という瞬間のみが存在します。
昨日は、過ぎ去った今という瞬間であり、明日はまだ来ない今という瞬間です。
本当に存在するのは、今という瞬間だけで、昨日は過去の記憶であり、明日は想像している未来です。
多くの人が、今という瞬間ではなく、過去と未来に生きています。
過去に生きている人は、「私はこういう人だから・・・」とよく言います、それは過去の経験を語っているだけであり、過去に縛られているということです。
未来に生きている人は、いつまでも来ることがない、未来を想像して、「こうなればいいなぁ・・・」という世界に生きています。
この二つの生き方というのは、記憶と想像に自分を明け渡して生きているということです。
それは、今という瞬間にある本当の自分を見つめることなく、人生を生きているということです。
本気という言葉がありますが、今という瞬間に生きていると、本来の自分の姿で生きることになってしまうので、努力しなくても、本気が出てしまうことになります。
ところが、過去と未来に生きていると、過去に縛られ、未来にブレーキを掛けられる人生になるので、本気をだすことが難しくなって、本来の自分自身の力を発揮できない状態になってしまいます。
コメント
ここ最近めまぐるしく、決め事を含める展開が早いです。
八雲さんのおっしゃるように『今の瞬間』で物事を選択すると結果が早く戸惑うほどです。
> Two Moon さん
その早い展開が日常になります。
慣れてしまいましょう。
なるほど、本気は出すものではなく、出るものとはそういうことなのですか。
つまり、今を生きていれば常に本気になるってことですよね。
> ミケニャンコ さん
そうです。
しかし、本来の自分で生きている人の方が圧倒的に少ないのが現状です。
多くの人が、本来の自分ではない姿で生きているままで、本気出そうとするから、本気を出すのが難しくなってしまったり、自分自身を勘違いしてしまい、自分探しを始めてしまうのです。