先日のスピリチュアルカウンセリングで、
「あれやって。これやって。」という指示しか言わない。
「なぜこの作業をするのか」を説明してもらった事が一度も無い。
なぜやるのかを説明するが普通なんじゃないですか?
という質問がありました。
指示しか言わない上司というのは、良く見かけますが、それだと指示された側は「なぜ、何のために」やっているのかが分からないので、間違った方向に進んでしまい、後になって上司から怒られるということが起きます。
なぜ、指示しか言わないのか?
「物事を行う理由を説明する」と「指示を出す」は、それぞれ異なるスキルなので、「説明スキル」と「指示出しスキル」はそれぞれ別にトレーニングされる必要があります。
ところが、「説明スキル」のトレーニングを受けてない人は、指示しか言えません。
あなたの会社の場合は、創業者(社長)がそのタイプなので、説明がなく指示ばかりになってしまいます。それが社風となって一般化してしまっているので、社員も「指示出し」しか言わなくなってしまいました。
きちんとした会社だと「説明スキル」と「指示出しスキル」のトレーニングが無意識的にセットされて組み込まれているから、説明するのが当然となります。
最初にきちんとした会社で「説明スキル」と「指示出しスキル」のトレーニングを受けている人が、「指示出し」しか言わない会社に転職すると、説明されない理由が分からないという状況に陥ります。
なぜ、指示しか言わない上司になるのか?
「指示しか言わない」は、親子関係で良く見られる光景で、母親は子供に対して「あれやって、これやって」という指示は出すけど、それを行う理由を説明することが出来ません。
説明するには、物事とその理由を言語化して説明することが必要ですが、人間は本来こういう能力を持っていません。
なので、「指示しか聞いたことがない子供」が出来上がって、その人が大人になると「指示しか言わない大人」になってしまうということです。
なのでその大人は、「物事を行う理由を説明する」ができません。
だけど仕事を前に進めるには指示を出さないといけないので、「指示出し」ばかりを言ってしまうことになります。
こうやって、指示しか言わない上司が出来上がってくることになります。
コメント
説明が必要というのはまったく同感です。
先日、電車に乗った時のこと。私の後ろの座席にお父さんと幼い子供が座りました。電車が動き出した後、子供が足で前の座席、つまり私が座っている座席を蹴りだしました。お父さんは止めようとしません。しばらくは我慢していましたが、あまりに蹴り続けるので振動もあり、さすがに後ろのお父さんに止めてくれるようにお伝えしました。そのお父さんは謝りもせず、子供に、「怒られるからやめなさい」と言いました。そうじゃないだろう、と思いました。なぜ前の座席を蹴ってはいけないか、ということをきちんと教える必要があるのではないかと思いましたが、こういうケースはよくあるので、残念なことだと、いつも思っています。昔は、「おてんとうさまがみているよ」という叱られ方がありましたが、今は昔のことですね。
> 名古屋のよしこ さん
そのお父さんも「説明ができない」タイプなんでしょうね。
そのお父さんに育てられると、説明ができない子供が出来上がってしまいます。
そういう人は結構な数いますが、説明するということ自体を知らないのでなかなか難しいところがありますね。
お天道様が見ているというのは、私の世代ではまだ言われていました(^^♪