日本最古の神社が沢山ある理由

諏訪大社は日本最古の神社と言われます。

この「日本最古の神社」ですが、全国の神社を巡ってみると、日本最古の神社が沢山あることに気が付きます。

代表的な神社として、諏訪大社以外には、
奈良 大神神社
三重 花窟神社
島根 神魂神社
などがありますが、これ以外にも神社が主張している日本最古の神社は全国にあります。

日本最古の神社が沢山あるってどういうことなんでしょうか?
普通の感覚なら、日本最古の神社って、一つしかないと思いますよね?

なぜ、そんなことになっているのか?

その理由は、日本最古の神社と呼ばれている神社は、概ね日本書紀・古事記が書かれた時には既に存在していた、もしくは延喜式が作成された頃には存在していた神社、ということが一つの指標になっているようです。

日本最古の神社について、明確な定義があるわけではありません。

これは、神社の歴史を調べる上で、文献資料を重視する傾向が強いことが理由の一つであるようです。

日本において国家の公式な歴史書として最初に書かれたのが日本書紀・古事記であり、文献的な資料としての出発点にもなっているのですが、これが書かれた時点では既にいくつもの神社が存在しており、それ以前のことについては、文献はあったとしても公式のものではなく私的なものになるため比較検討ができないとされており、その為に日本書紀・古事記が書かれる前から存在する神社を「日本最古の神社」としてしまっているようです。

この記事を読んでいるあなたの地域にも、日本最古の神社があるかもしれませんが、それは考古学的な調査を行った結果として日本最古神社ということではないので、注意が必要です。