スピリチュアルの段階という記事で、段階を図示しています。
この図を見て、ごく少数ですが、
段階を進むことに価値がある。
段階を進まないのには価値がない。
という、間違った認識を持つ人がいるので、補足します。
ちょっと見づらい図になってしまいますが、スピリチュアルの段階の図を方向性という観点から描くとこのようになります。
段階を、深化することにも価値があり、
段階を、進化することにも価値があります。
どちらの価値も等しく重要です。
第一から第二段階を象徴する職業として、宮大工があります。
宮大工は、社寺建築に関わるので、神仏という存在を認めることが基本になり、それらを表現する媒体としての社寺の建築に関わります。
宮大工は、社寺を建築するのが仕事なので、そこで使われる「木」や「金属」、「うるし」、その他の資材、という物質を上手に扱う技術を持つことが重要であり、良い建築物を作るという立場にあります。そして、建築に関する技術を深化させることが求められます。
私たちが、良い社寺に参拝でき、その場所で様々な体験をすることができるのも、宮大工が良い社寺を作るという、物質的な仕事をしているおかげです。
他の段階においても、深化することは、多様な経験をする為に重要です。
私たち人間は、地球上において、多様な経験をするために肉体を持ちました。輪廻転生の回数が多いのは、多様な経験をしたいからです。
そして、十分な経験を経て(何をもって十分とするかは、一人一人異なります)、やがて進化の方向に進んで行くことになります。
コメント
深いレベルでは(というのかどうかわかりませんが)進化しようが深化しようが或いは何も起こらなくってもどうでも何でもいいと思っていますけれど、浅いレベルでは、「進化する」というと何かとてもいいことがあるような気がしてしまいます。
「進化」って前に進む感じで聞こえがいいですよね~。。。
> ruby さん
そういう感想もあるんですねー
私の場合、元エンジニアですが、エンジニアという職業は、自分の専門領域を深く知っていることが必要なので、深化の方が聞こえが良いという印象があります。
進化と深化。
いい言葉ですねぇ(^.^)
とても分かりやすいです(^o^)
> 響 さん
進化と深化の二つの道について、個別に書いた本やサイトはよく見かけるのですが、両方セットで書いているものが、スピリチュアルの分野では見つからないんです。
どうしてなんでしょうね?