人は転生して肉体を持つことで、自分のバイブレーションが低い状態になります。そのため、肉体的・現世的な事柄に強く興味を持つことになるのです。しかし、そのままでは自分自身が肉体的・現世的に捕われてしまうことになり、いつまでたっても元の世界への上昇ができないということになります。
霊的な進歩(スピリチュアルな成長・学び)のためには、自分のバイブレーションを上げるということが必要になってきます。
これまでは、それを行うには修行したり努力したりすることが必要でしたが、時代の転換点にある現在では、修行とか努力といったことを行わなくてもバイブレーションを上げることが可能になってきています。
天之御中主は天地開闢つまり、この宇宙が創造されたときに出現したということが言われていますが、正確にはこの宇宙を創造した神ということです。ただ、この神については、その記述が中国からの輸入であるという側面があるのと、そのころの科学的な知識では宇宙というものがどういうものであるのか、あまりよくわかっていなかったため記述もあいまいな状態です。
天之御中主はこの宇宙の創造神であるため、そのエネルギーは宇宙の根源的なものであり、非常に高いバイブレーションを持っています。
ところが、上記のようにあまりよく理解できていなかったため、神社において祀られることがあまりなく、祀ってあっても妙見信仰とか、水天宮だったりするため、多くの人には本質的な神であることが知られていない状態です。
天之御中主とつながって、自分自身のエネルギーのバイブレーションを上げることは、霊的な成長を非常に早くすることができます。
霊的な成長というのは、自分自身の視野・視点が高くなり、より広い範囲で、より多くの人の考え方を理解できるようになるということになるので、これまで問題であると思っていたものが、問題ではなくなり、精神的な安定をもたらします。
そして、スピリチュアルな能力も身に付くというのではなく、人間という存在が本来持っていたスピリチュアルな能力は、バイブレーションが低い(あるいは、粗い)状態では発揮されなくなっていたものが、バイブレーションが上がるということで、自然と発揮されてくるようになるというものです。