スピリチュアルなお話において、光がこの世界を形作っているという話があります。それはそれで間違いではないのですが、この世界の始まりは光がない世界です。
光を生み出す、光のない世界がこの世界の始まりになります。
宇宙物理学の世界では、宇宙の始まりには光が無かったとされています。これは、宇宙の始まりであるビッグバンについて色々な本が出ているので、それを読んでみるとわかるのですが、宇宙が始まった後に光が現れているということです。
また、ブラックホールの研究において、ブラックホールの到達点である一点、そこは光さえ到達できない世界なのですが、その一点と宇宙の始まりの一点は、同じ数式で表すことができると証明されています。
ブラックホールは、この宇宙には数百万個のブラックホールがあるという観測結果もあります。なので、ブラックホールというのは、この宇宙においては、特殊な存在ではなく、ごく普通にみられる現象です。
つまり、この世界の始まりは、光のない世界であり、そこから光が現れて、やがて物質というものが出てくるということです。
光がこの世界の全てではなく、光を生み出す光のない世界こそが、この世界の始まりです。
その世界を「空(くう)」とか「無」という表現で表します。
私が先日以来見ている、物質を形作る元の世界も光ではありませんでした。この話については、別の記事で書きたいと思います。
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