オーブ写真

この写真(鎌倉・鶴岡八幡宮)を見て、何が見えますか?

オーブがいっぱい写っているように見えますか?

同じ場所で撮ったもう一枚の写真があります。

こちらには、オーブらしいものは何も写っていませんね。
同じ場所で、写していますが、1つだけ撮影条件が違います。

それは、フラッシュ(ストロボ)を使っているかどうかです。

実はこの写真は、オーブ写真の説明をするために撮影したもので、上の写真がフラッシュを使って撮ったもの、下の写真がフラッシュを使わないで撮ったものです。

Exifデータを見るツールで見比べてみると、
 上の写真 = フラッシュ : 発光
 下の写真 = フラッシュ : オフ(自動)
となっています。

と、ここまで書くと、「じゃぁ、フラッシュ使えば、オーブが撮れるんですね」という人が出てくるのですが、間違いです。
上の写真で白く丸く写っているのは、オーブではなく、雨粒にフラッシュの光が反射したものです。オーブではありません。

Yahoo!などで検索すると、たくさんのオーブ写真なるものがありますが、ほとんどが、このようにフラッシュの光が、空中の水滴や、チリに反射して写ったもので、これは霊的な現象ではなく、普通の物理的な現象です。
富士フィルムの以下のページを参照してください。

FUJIFILM  >  デジタルカメラでまれに発生する現象
http://fujifilm.jp/support/digitalcamera/others/case/index.html

フラッシュ(ストロボ)については、コンパクトデジカメを使っているような方々は、ほとんどが自動発光に設定しているので、写真を写したときに、フラッシュが発光していたのかどうかは、記憶していないケースが非常に多いというのが実情です。

そのため、後から写真を見てもフラッシュ(ストロボ)が光っている写真だったのかどうかを判断することが難しいため、Exifデータで確認することが大切です。

これまで何枚も(いわゆる)オーブ写真なるものを見ていますが、ほとんどがこのフラッシュによるもので、本物のオーブ写真というのは、非常に少ないというのが現実です。

私自身は、神社などに行って撮影するときは、基本的にフラッシュを使わないということで、フラッシュ禁止モードで撮影しています。これまで数万枚を撮影していますが、オーブ写真は皆無です。
つまり、本物のオーブ写真は、とてもとても少ないということです。

-*-

太陽や強い光源を写したものにオーブのようなものが写るということがありますが、これはレンズフレア(もしくは単にフレア)と呼ばれる現象で、オーブではありません。カメラに詳しい人にはよく知られている現象で、霊的なものではありません。

上記は小富士から太陽と富士山を写したものですが、太陽の周囲にレンズフレアが出ています。以下のページを読んでみて下さい。

NATUREPHOTO-岩手の自然-写真講座 – ゴーストやフレアを防ぐ
http://takosumi.sakura.ne.jp/kouza/teku/hareesyon.html

レンズフレア(Wikipediaリンク

スミア(Wikipediaリンク

●追記

Exifデータを見るツールとしては、以下のものがお勧めです。

Exif Reader – デジタルカメラデータ解析ツール
http://www.rysys.co.jp/exifreader/jp/