秩父神社はどこに向いている(前編)

秩父神社は、埼玉県秩父市の市街にある秩父三社の一つです。

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公式サイトによれば、

第十代崇神天皇の御代に知知夫国の初代国造に任命された八意思兼命の十世の子孫である知知夫彦命が、祖神をお祀りしたことに始まる。

となっていますが、これは秩父神社の一側面を語っているだけです。色々と調べてみると、秩父神社は自然信仰・山岳信仰が元になっていることが分ります。

秩父神社が、霊山である武甲山を遥拝する場所に建てられているというのは、よく言われることです。

下の写真は、道の駅ちちぶ駐車場から武甲山を撮影したものです。

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石灰岩の採掘により、本来の姿とはずいぶん異なっていますが、昔の写真を武甲山写真集から引用すると、こんな姿です。(撮影場所は第九番札所あたり?)

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秩父市内を車で走ってみると、武甲山を遠望することが出来る場所があちこちにあり、地元の霊山であることが良くわかります。

一般的に、霊山を信仰する神社の場合、その山の頂上に向かって建てられるのが通常です。

秩父神社が、武甲山を霊山とした神社であるなら、武甲山に向かって建てられているのかというと、少し違っていることが秩父神社から武甲山を見てみると判ります。

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秩父神社が武甲山の頂上に向かって建てられているのではないということが良くわかります。

秩父神社は12月に行われる夜祭で知られています。夜祭では、秩父市内各地の山車(笠鉾)が市内各所から秩父神社に行き、そこから市役所近くの御旅所に向けて御神幸行列が出発し、御旅所で集結します。

秩父神社と御旅所は、正確に南に向かって並んでおり、御旅所には斎場があり、武甲山を遥拝する場所とされています。現在は工事中なので鳥居もありませんが、その斎場を見ると、

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確かに武甲山方面には向いているのですが、明らかに武甲山の頂上を向いていません。御旅所に掲げられている工事の看板を見ても、

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斜めから見ると、御旅所の鳥居と武甲山の正面が重なる図であり、やはり武甲山の頂上を向いていないことが分ります。

良く言われているのは、「秩父神社は武甲山を遥拝する場所に建てられた」というものですが、それにしては建っている角度がずいぶん異なります。
ところが、秩父神社がなぜ、まっすぐ武甲山に向いていないのかは、資料もなく、調べてもなかなか分りません。

そこで、自分で調べてみることにしました。

後編(リンク)に続く・・・

(昔の武甲山の写真)
書名:写真集 武甲山
編:秩父山岳連盟
撮影:清水武甲
出版社:木耳社
発行:昭和51年11月
状態:絶版のため古本としてのみ入手可能
Amazon:http://www.amazon.co.jp/dp/B000J9FDWC

(秩父神社公式サイト)
秩父神社
http://www.chichibu-jinja.or.jp/

コメント

  1. みち より:

    山の横に星が見えます。

  2. yakumo より:

    > みちさん

    どの写真に星が見えますか?

  3. みち より:

    返信遅くなってしまいました、すみません。
    5枚目の門の上にエネルギー的に星を感じました。

  4. yakumo より:

    > みちさん

    この記事は前編になります。後編の記事でエネルギー的な感覚が出て来る理由も分ります。
    後編の記事は、もうしばらくお待ちください。