【スピリチュアル入門(4)】
これは、説明するのが難しい問いかけです。
「思い通りになるのかどうか?」のうち、「思い」の定義がポイントになります。
「思い」=「願い」
とするなら、思い通りとはならないことは多々あります。
一方で、
「思い」=「想い」
とするなら、人生は想い通りになっているということです。
こういう書き方だと、なんだかわけがわかりませんね(汗)
でも、これが真実です。
つまり、「願い」なのか、「想い」なのかで、結果は大きく異なるということです。
ここで、「願い」と「想い」の違いについて、説明したいと思いますが、これは言葉だけで十分説明できるものではないので、ここで全ての人が完全に理解できる説明をすることはできないということを踏まえておいてください。なぜならば、それぞれの人がいる状態や、環境、考え方というのは、100人いれば100人それぞれ異なっているため、それらの人全てを満足する答えを文字として表すことは不可能です。
ブッダやキリストが、その教えを文章として残さなかったのは、一人ひとりの状況に合わせた生きた説明が必要だからです。その結果として、彼らが活きている間に仏典や聖書が書かれることはありませんでした。仏典や聖書は本人が書いたものではなく、ブッダやキリストが帰天してから、のちの人が書いたものです。
前置きが長くなりましたが、
「思い」というのは、人間が願うものという定義をここではしています。
「願い」は、あくまでも人間が現状からの変化を願うものであって、その願う方向が真にその人のためになるのかというと、これはケースバイケースになります。
わかりやすい話として、お金をとりあげます。
お金に不自由している人が、お金を沢山持ちたいと思った(願った)とき、それが実現しているのかというと、これを読んでいる人は、そうでないケースを沢山見ていると思います。
これは、表層では、「お金が欲しい」と思っているのに、深層では「お金では買えない幸せが欲しい」とか「お金は汚いもの」といった思いがあると、その深層で思っている思いを自分のまわりに実現してしまいます。
なので、この場合は、表層における「思い」=「願い」は実現しないということです。
一方で、「想い」というものを、上記でも書いている、深層が信じていること、あるいは深層で願っていることという意味で扱っています。
この「想い」は確実に実現します。
つまり、深層で想っていることは、確実に実現します。
たとえ、それがあなたが表層で「願っている」こととは正反対であっても。
つまり、
「人生は思い通りに」なってはいないが、「人生は想い通りになっている」ということです。
これは少し前に話題になった「引き寄せの法則」でも語られていることです。
「自分の想い」がそのまま、目の前に現れてくるということは、真実です。
しかし、それを自分が受け入れられない場合もあります。
それは、「自分の想い」が、
・間違っている
か
・間違っていないが、副作用が出ている
のどちらかになります。
自分の想いが間違っているというのは、お金のケースで説明すると、自分の真の想いというのが、「お金が欲しい」のではなく、「心の豊かな生活」を望んでいるということだったりします。
副作用というのは、「自分の想い」が実現したときに、「想像できなかった、ことも起こる」という連鎖があるのですが、その想像できなかった連鎖を受け入れられないということです。
これは、例えば歌手で言えば、「売れる歌手」になるという想いが実現したときに、「売れる歌手」はマスメディアによってプライベートを侵害されることがありますが、そのことを「受け入れられない」という副作用の状態です。
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