ときおり、
「カウンセラーなのに、自分自身のことはリーディングできないのですか?」
という質問を受けることがあります。
私も含めて、クライアントの状況をリーディングできる人たちが、自分の状況をリーディングできるかというと、必ずしもそうではありません。
というのも、リーディングが出来る人の場合、「クライアントの状況を見る能力」はあっても、「自分の状況を見る」というのは、別の能力だということです。
治療で有名なお医者さんが得意なのは、「人を治す」ことであって、「自分を治す」ことではないというのと同じで、これは別のスキルになり、同じ能力を使うということではありません。
また、似たようなケースでは、仕事をこなすのが得意な人が、その仕事を他人に教えることができないというケースはよくあります。自分で仕事をする能力と、仕事を教える能力というのも、また別の能力です。
「人を観る」という能力と、「自分を観る」という能力は一見すると同じ能力であるように見えますが、実際には異なる能力になります。
ならば、どうするかというと、知り合いのカウンセラーやチャネラーに自分の状況を見てもらいに行くのです。こうすることで、客観的に自分の状況を把握するというのは、よくある話です。
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