マインドに囚われないで、スピリットに留まる

◆悟り・ノンデュアリティ

人には、スピリットとマインドという二つのモードがあります。
大部分の人は、マインドという思考の中に囚われている状態で一日を過ごしていきます。

・マインドは、今と言う瞬間に留まることができず、過去や未来のことに意識が常に向いています。
・マインドは、何かを達成したり、改善したり、成長させるのが大好きです。
・マインドは、出来事に対して、良い悪い/善と悪などといった評価を続けることで、自分自身を確認しようとします。
・マインドは、自分自身が存在することを、他人からの評価によって確認しようとします。

このマインドの中に囚われている人が感じる幸せは、常に「原因のある幸せ」、「理由のある幸せ」です。原因や理由が変化したり失われたりすると、幸せは突然消滅してしまいます。
そのため、マインドの中に居る人の心は不安定で揺れ動いていく事になります。

私たちは、常にマインド(思考)を使っていなければ生活が成り立たなくなってしまうという想いがあります。確かに思考することで、可能になることがあるのは事実で、仕事をするとか、交通機関で移動をするとかの場合、思考が必要です。

しかし、マインドは道具であって、あなた自身ではありません。あなた自身はスピリットの方なのです。

スピリットというのは、大いなる存在とか、源泉とか、神などとも呼ばれるレベルであり、本来のあなたというのは、スピリットレベルに存在しています。
マインドは、スピリットが生み出した道具でしかありません。

ところが、マインドの中に入り込み、スピリットを感じられなくなると、自分が生み出したマインドに囚われていく事になり、自分らしさを失ってしまうことになるのですが、多くの人が、自分らしさを失った状態を自分らしいと勘違いしているわけです。
世の中の問題の大部分は、自分らしさを失った状態を自分らしいと勘違いしているところから起きています。

・スピリットは、今と言うこの瞬間に存在しています。
・スピリットは、どこかほかの場所にあるのではなく、あなたが居るその場所にあります。
・スピリットがもたらすのは、大いなる叡智です。

スピリットに生きている人には、原因のない、理由のない幸せがあります。この幸せは、誰にも壊されることなく、失われることもありません。

スピリットに留まるというのは、ありのままを好悪なく受け入れることです。
スピリットに留まるというのは、出来事を好悪なく受け入れることです。

スピリットに留まるのに、マインドという道具を使う必要はありません。
そして、スピリットに留まりながら、マインドという道具を必要な時に必要なだけ使うことが大切です。

《スピリットに留まる練習》

花を一輪用意するか、咲いている花があるところに行きます。花には、マインドがなくスピリットだけがあるので、花のスピリットとあなたのスピリットが同調しやすくなりますから、シンプルで効果的な方法です。
なお、写真だと過去の映像であるため、マインドの方に働きかけやすくなります。生きている花である必要があります。

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花を、知識や評価や色形ではなく、ただ見つめます。
無心で見つめている時に、ただ美しさだけを感じられているとき、あなたはスピリットレベルに留まっています。

しばらくすると、マインドが動き始めることがありますが、そうしたら、また最初から繰り返してみてください。マインドが静かになっている時間が少しずつ長くなっていれば、スピリットに留まっていられるようになってきたということです。

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