異次元は存在する

スピリチュアル

「異次元は存在する」などと言うと、スピリチュアルな話題かというと、そうではなくて、物理学の本の話題です。著者のリサ・ランドール女史は、理論物理学者でニューズ・ウィーク誌の2006年の注目の人にも選ばれた人です。

素粒子の実験結果で測定される、本来消滅しないはずの素粒子が消滅するという現象について、我々が認識している次元である3次元(空間)+1次元(時間)だけでは実験結果の説明が難しく、もう一つの次元を加えることで、実験結果をシンプルに説明できるということで、もう一つ上の次元を加えた時空空間(5次元)の存在を提唱しています。

リサ・ランドール女史とスペースシャトルのミッションスペシャリスト(つまり、宇宙飛行士)のNHKの対談番組「未来への提言」を本にしたのが、「リサ・ランドール異次元は存在する」という本です。
対談が主の構成になっている関係から、高次元の話については、詳しくは語っていないので、高次元を詳しく知りたい人にはちょっと物足りない内容ですが、高次元が存在するのかどうかについて、さらっと知りたい人にはお奨めの本です。

リサ・ランドール異次元は存在する

さらに、リサ・ランドール女史の著書で昨年アメリカで話題となった(仮題)「ワープする宇宙」の日本語翻訳が6月下旬に出版予定となっています。ここで言う「ワープ」というのは、SFでよく使われる「ワープ航法」のことではなく、ワープの本来の意味である、
warp=ひずみ・曲がり
のことで、「我々が住んでいる宇宙空間はそもそも曲がっている」という意味です。

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