北口本宮冨士浅間神社

山梨県富士吉田市にある北口本宮冨士浅間神社ですが、

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関東から行く時は中央道を西に進むので、北口本宮と言われても、今一歩ピンとこなかったので、北口本宮の元宮である大塚丘(おつかやま)の位置関係を調べてみました。

大塚丘は北口本宮から登山道を北に300mほど進んだところにある、高さ3mほどの小さな丘で、見た目では特にこれと言った特徴もないので、訪れる人も滅多にいない場所です。

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これまで何度も行ってますが、丘の上で他の人と遭遇したことがありません。

しかし、北口本宮はこの丘が原点であり、北口本宮を入ってすぐ目の前の神楽殿に掲示されている解説の中にも出て来るぐらい重要な場所です。

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説明があるのは、向かって左側に掲げられている看板です。解説から一部引用します。

『御由緒 日本武尊當地御通過に際り親しく富士の霊峯を御遥拝になった。その由縁を以て祠宇を創建、その蹟を大塚丘という。』

つまり、日本武尊(ヤマトタケルノミコト)が富士山を遥拝した場所であり、この場所を遥拝の地としてわざわざ選んだということです。そこには重要な意味が隠されています。

実際に大塚丘に登って、しばらくしてから下ってみると判るのですが、下ってくるとまるで下界に降りてきたような感覚になります。この丘が富士の「霊的な写し」であるからこういう感覚になるのです。日本武尊が遥拝の地としてここを選んだというのも実際に体験してみると、良く判ります。

ということで、この大塚丘と富士山との位置関係を見てみます。グーグルマップと”分度器で測りましょ”というフリーソフトを使って富士山との角度を見ます。

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富士山を中心に北を0度とするとぴったり25度の関係になります。北北東よりはわずかに東寄り。 十二支の方位では真北が子(ねずみ)0度で、次の方位の丑(うし)が30度です。

富士山の登山道に位置する浅間神社は厳密に東西南北に位置するのではなく、参道を決める山谷の地勢や地質・河川湧き水などの複数の要素で決まるため概ねの方位で表現されます。
なので北口本宮と言うのも納得です。

北口本宮冨士浅間神社公式ページの”よくあるご質問”で、

『また厳密には、当社は富士山に対して「艮(うしとら)」の方位に鎮座しております』

となっていますが、これは八方位(北・北東・東・南東・南・南西・西・北西)の分類に当てはめた場合、艮(うしとら)=北東と言っているわけですが、艮というのは十二支方位の丑と寅の間という意味です。
厳密に言うなら、八方位の艮(うしとら)=45度でなく、十二方位の丑(うし)=30度の方が説明としては妥当なのですが、公式ページなので一般の人にも分りやすいように、北東=艮という説明をしているのだと思います。丑の方角を知っている人は少ないですからね。


北口本宮冨士浅間神社公式ページ
http://sengenjinja.jp/

分度器で測りましょ
解説
http://forest.watch.impress.co.jp/article/2005/08/03/okiniiri.html
ダウンロード
http://www.vector.co.jp/vpack/browse/person/an034718.html

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