スマートフォンの緊急地震速報に、
M9.1 深さ10km 最大予想震度7
と出て、びっくり。
普段の新強震モニタはこんな状態なのですが、
急いで新強震モニタ(リンク)にアクセスしてみると、関東が震度7、本州の大部分が震度5以上の予測というとんでもない状況を表示。
青・緑の点が測定値を表しており、背景色が予測値になりますから、赤い色の部分は強震の予想が出ているということです。
普段から新強震モニタを見慣れている人にとっては、「日本終了」と思えるような状況…………
だけど、しばらくたっても全然揺れてない。
さらに様子を見ても、まったく揺れてないので誤報のようで、調べてみると気象庁のページにキャンセル報が掲載されていました。
しかも一日で3回の誤報。
緊急地震速報(予報)の内容
発生した地震の概要(キャンセル報)
07時36分 埼玉県所沢市付近
http://www.data.jma.go.jp/svd/eew/data/nc/fc_hist/2016/08/20160801073646/index.html
17時09分 千葉県富津市付近
http://www.data.jma.go.jp/svd/eew/data/nc/fc_hist/2016/08/20160801170904/index.html
17時12分 千葉県富津市付近
http://www.data.jma.go.jp/svd/eew/data/nc/fc_hist/2016/08/20160801170905/index.html
所沢と富津のいずれも地震計設備に落雷して地震計のデータにノイズが混入したようです。
富津の地震誤報についてツィートしている人が居るので引用します。
@echigawakarasu 正解ですね pic.twitter.com/MApIMmjSFb
— イツキ@中に人がいるType (@itukaaone) 2016年8月1日
雷による誤報で間違いなさそう pic.twitter.com/D58qdWfl6b
— ぐらぽむ@3日目西g-11a (@gurapomu) 2016年8月1日
雷直撃して異常な震度の高度利用者向け情報が出た前例は過去にあるはず。一箇所だけの観測なら震度5弱以上でも一般向け情報(警報)は出ないのよね
— えちから@愛知川香良洲の中の人 (@echigawakarasu) 2016年8月1日
東京震度7誤報事件まとめ
・地震計に落雷し誤反応
・1つの地震計のみ誤計測した為一般向け緊急地震速報は出ず(テレビ等)
・高度利用者向け緊急地震速報を利用したソフトウェア(BOT含め)は軒並み作動した為Twitterで騒ぎになる— 獣野人荒縄幼女権 (@ittekikun) 2016年8月1日
(追記)
気象庁
平成28年8月1日17時09分頃に発表した緊急地震速報(予報)について
http://www.data.jma.go.jp/svd/eew/data/nc/oshirase/20160801.pdf
防災科学研究所のHPによると、地震計のセンサーは千葉県富津市新富4番地 市民ふれあい公園「自由の広場」の地下2000mに設置。
http://www.hinet.bosai.go.jp/st_info/detail/?LANG=ja
NHK NEWS WEB
気象庁 緊急地震速報のデータ取り消し 落雷が原因か
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160801/k10010617121000.html
コメント