極楽を見た

西日本への旅から帰ってくる途中、中央道の飯田あたりを走っていた時ですが、ふっと時間が止まったような感じになって、見えてきたのが、清らかな湖にハスの花が咲き、草原は芝生の絨毯のようで、遠くには高い山々が霞み、空は青く穏やかな風がゆらゆらと舞う。そしてその風景を観ているときは、とても穏やかで幸せな気持ちでした。この世界を観たのは初めてですが、これがどういう意味で見えてきたのかはその時にはわかりませんでしたが、これがいわゆる極楽というものだとするなら、それを初めて見たことになります。

この風景は目で見たものではなく、霊視あるいは心眼と言っても良い目で見たものです。極楽というのは、「幸福にみちみちてあるところ」という意味のサンスクリット語からきているのですが、観ている間はまさに幸福に満たされていました。

ただ、少し気になったのは、神社・神道系に強い私が、仏教的な空間として見えていたことです。そもそも、「幸福にみちみちてあるところ」という存在については、世界的に多くみられる概念なので、本来宗教的空間ではない無宗教的な空間として存在し、それを観る時にそれぞれの地方の文化的・宗教的な概念のフィルターで観ることになるのではないかと思います。

そう考えると、私の場合は、神社・神道が強いのですが、高天原というのは単に神の住まう場所という概念でしかなく、「幸福にみちみちてあるところ」という場所のイメージではないので、その結果として仏教的な概念のフィルターで観るという結果になっているのだとおもいます。初めて観るときには、その方が理解しやすいですから。


この記事を書いた人について[9/5更新]:

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