笹子トンネルの事故の前日、2012/12/1 12:00頃(ここでも、ぞろ目)に山梨県東部・富士五湖地方に地震が起きています。
気象庁によると、
01日12時00分頃地震がありました。
震源地は山梨県東部・富士五湖 ( 北緯35.5度、東経138.9度)で震源の
深さは約30km、地震の規模(マグニチュード)は2.9と推定されます。
とのことで、震度1と規模が小さいので注目されていないのですが、震源が山梨県都留市桂町と笹子トンネルからは約11Kmと非常に近いのが気になります。
震度はあくまでも地表面での揺れを表しているだけで、地層内部の状況までは表していないので、揺れは小さくても地層内部的には亀裂などが生じている可能性があります。
また、笹子トンネルは、国内でも有数の長尺トンネルで、トンネルから山頂までの長さを土被り(どかぶり)といいますが、長尺トンネルになると、この土被りも大きくなるので、トンネルにかかる土圧も高いものになります。もちろん、設計・施工時は、そういった条件を考慮して安全なトンネルを構築するのですが、これまでM9クラスの地震は想定されていなかったので、どのような影響が表れるのかは、我々が経験していないことです。
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