人は、この世に生をうける時に、予めこの人生においてどのような経験やチャレンジをしたいのかについての概要を決めてから生まれてきます。
これは、旅行で言えば、東京から京都に行くことが決まっているようなもので、行くための交通手段やルートの詳細については、概要の中に含まれないことが多いです。これは、予め全てを決めてしまうと、人生に自由度が無くなってしまうためです。人生における自由を確保するために、決まっているのは概要までということが基本です。
この生まれる前に、決まっている概要のことを人生のブループリントと呼んでいます。
生きるということは、このブループリントに従っているということです。人が人生の中でなぜ色々な体験やチャレンジをしたくなるのかは、予め自分が選択してあるからです。
なお、ここで言う色々な体験やチャレンジというのは、行動的(動的)なものもあれば、静かに過ごすという、行動的でない(静的)ことも含まれます。なので、ゆったりと人生を過ごしたいという事柄がブループリントに書かれていることもあります。
このブループリントには、時としてブロックやネガティブなことが書かれていることもあります。これはどういうことなのかというと、今回の人生においてブロックを体験したいとか、ネガティブな体験をしてみたいときには、そういうことをブループリントに書いた状態で生まれてきます。そうして、人生のある時点から、ブロックやネガティブなどの体験が始まります。
ただし、これらの体験が強い場合、そこから人間本来のブロックが無い状態や、ニュートラル・ポジティブな感情を体験するという方向に進むことが、非常に難しくなっていくことがあります。
ブループリントに書かれていることは、生まれる前に決めたことですが、生まれた後の体験によって、強い思い込みを形成してしまうことがあります。そうなると、この強い思い込みがその後の人生を形成するベースになってしまい、そこから脱することが難しくなってしまいます。
これは、ブループリントにブロックやネガティブが書かれていることと、生まれた後の体験がセットなっているときに起きます。
このような場合は、生まれる前の価値観と生まれた後の価値観が一致しているため、それことが真実であるという思い込みになり、自分で自分を変えて行くことが非常に難しくなってしまいますので、自分を変えたいと思ったら、自分以外の人の力を借りる必要があります。
※人生のブループリント パート2(リンク)
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