これまでの経験を踏まえて言うと・・・
みんな悟っています。
例外はありません。
でも、悟っているように思えないですね。
それには、ちゃんと理由もあり仕組みもあります。
そう聞いても、悟っているように思えないというのは、間違いではありません。
この世界は、悟っていないように思える仕掛けがとても巧妙にできているので、そう思ってしまうのは、正しいことです。
間違いではありません。
その仕掛けというのは・・・
クラッシックギターで有名な、ナルシソ・イエペスの言葉に、「芸術は神のほほえみである」という言葉がありますが、そのほほえみを受取ることができる聴衆もまた神のほほえみを知っているからこそ、芸術の美しさを感じ取ることができるのです。
つまり、全ての人は悟っているというのが原点にあります。その悟った状態を覆い隠すベールがあるために、悟っていないように感じるという仕組みになっています。
そのベールが、二元性です。二元性というのは、全てが一つという世界から、私とあなたという分離の世界へのパスポートです。このパスポートを握っている限り、全てが一つという悟った世界には戻れないようになっています。
その二元性を現実的に思えるように、我々は肉体を持っています。なので、ほっておくと、二元性の世界にどっぷりと浸かるようになっています。
自分が悟っていないように思えるのは、二元性の世界にどっぷりと何十年も浸かっているからなのです。
しかし、二元性はあくまでもパスポートでしかないので、このパスポートを使わないこともできるのが、私たちの世界です。パスポートを捨てるのではなく、脇に置いて使わなくなると、二元性から全ては一つの悟った世界に進むことができるようになります。
ところが、長年この二元性の世界に住んでいるため、全ては一つの世界に行くことが簡単ではない状態を自らが作り上げています。
しかし、問題はそれだけなのです。
そもそも全ては一つの世界に居たわけです。二元性の世界から、元の全ては一つの世界に戻るための扉があり、その扉には鍵が掛かっていないので、誰もが開けることができるようになっています。
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