スピリチュアルな目覚めについて、いろいろな本を読んだり、ネットの情報を検索したり、DVDを観たりしていると、
「みんな同じことを言っている」
ということに気が付きます。同じような説明や同じ話がよく出てきます。
これに対して、例えば本の書評などをみていると、誰々のマネとか、誰々のコピーとか、単なるパクリ本、などといった酷評を見ることがあります。しかし、これはマネでもコピーでもパクリでもありません。(著者が意図的にそれをやった場合は別ですが)
下の図は、スピリチュアルな目覚めというワンネスの世界のバリエーションと、物質と時空の世界のバリエーションの多さを概念図にしたものです。ここでは、底面の面積の広さ=バリエーションの多さとして見ておいて下さい。
ワンネスの世界においては、全てはただ一つになるので、それらの情報についてのバリエーションは、そもそもありません。ただし、語り手が語る時に、その人の個性や、ものの見方、ボキャブラリが出てくるので、表現としてのバリエーションが違ってきます。
それに対して、我々の日常感覚における、物質と時空(時間&空間)の世界においては、多様性が特徴であるので、同じ事柄でも異なる視点や解釈、あるいは時間や空間の違い、人の立場による違いがあるので、とてもバリエーションに富んだ世界になります。
私たちは、この多様性を経験するために、物質世界に降臨したわけです。
なので、物質世界の情報のバリエーションに比べると、スピリチュアルな目覚めをした人の語るワンネスの世界の情報のバリエーションは少なく、それゆえに同じ言葉で説明されることが必然的に多くなります。
ワンネスに関する情報において、ワンネスに関するいろいろな情報がたくさん出てくるという場合は、物質と時空の世界から見たワンネスを様々に語っているのであって、ワンネスそのものの立場から語っているのではないということです。
多様性がないワンネスの世界というのは、物質世界から一見するとつまらない世界に感じられるかもしれません。しかし、その世界を一瞥程度であっても体験すると、物質世界の多様性以上に奥が深く魅力的な世界であることを理解します。
なぜなら、そこには、この多様性の世界を生み出した全てが存在しているからです。
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