ノンデュアリティ(=非二元性=一元性)のティーチャーとして知られている、トニーパーソンズの代表作とも言えるものです。
他のノンデュアリティの本と比べると、身も蓋もないノンデュアリティの本とも言われていますが(笑)、トニーパーソンズ本人のキャラクターとして、そぎ落とした語り口調が特徴です。
それ故に、彼の語り口調がフィットする人にとっては、良い意味での劇薬にもなります。逆に、あまりにもそぎ落としているので、理解が難しいという人もいると思います。このあたりは、読み手の個性に合う本を選択することの方が重要です。
私自身、これまで色々なノンデュアリティの本を読んで来ましたが、この本は良い日本刀のように、バッサリと不要な思考を切り落としてしまう内容でした。
ただ、あまりにストレートなので、合わない人にはなんとも、身も蓋もない内容に思えるかもしれません。
そういう意味で、これが合う人には、とてもいい内容です。
こちらの本も、髙木悠鼓さんの翻訳です。
最近、ノンデュアリティの本を探すときには、髙木悠鼓さんの翻訳かどうかが一つの指標になっています。
というのも、ノンデュアリティ(=非二元性:一元性)の書籍の場合、翻訳する人がそれをきちんと理解していないと、ただ言葉のみを翻訳してしまうことになり、本質が伝わらなくなってしまう結果になってしまいます。
その点、髙木悠鼓さんは、ノンデュアリティの体験があり、きちんと理解しているので、書き手の意図をきちんと翻訳して伝えることができているので、本を読んだ時に、正しく伝わってきます。そういう意味で、お勧めです。
髙木悠鼓さんによる紹介記事
シンプル道の日々
「トニ-・パーソンズ」-nothing being everything
http://simple-dou.asablo.jp/blog/2015/05/01/7624631
書名:何でもないものが あらゆるものである - 無、存在、すべて -
著者:トニー・パーソンズ
翻訳:髙木悠鼓
出版社:ナチュラルスピリット
ISBN-10:486451173X
ISBN-13:978-4864511735
発売日: 2015/7/23
価格:1,728円
Amazon:http://www.amazon.co.jp/dp/486451173X
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