今年に入ってから、「2025年7月ってどうなんでしょう?」という質問を頂くことが増えてきました。
2025年7月とは、漫画家のたつき諒氏が見た予知夢を元に、「本当の大災害は2025年7月にフィリピン海で起きる」ということを言っており、
2025年7月の話は、こちらが発端となっているようです。
Youtubeやブログ/SNSなどでは、その話に本当かどうか分からない情報まで加わって、人々を恐怖に落とし入れる表現になっているものも見かけます。
そのような情報に惑わされないことが大切です。
災害予言の話
災害を予言できるのか?
これまでの災害において、災害を予言したという人が何人かいますが、そういう人はたいてい、予言を多数連発してその中から当たったものだけを取り上げて、予言したと勝手に主張している人がほとんどです。
災害予言は、ほとんど外れてしまいます。
過去に予言したという人も居ましたが、きちんと検証すると予言しているとは言えないことが明らかになっています。(リンク)
「有料地震予報サービス」が存在していますが、その予報を見ていると、日本の地震が発生しそうな大部分の地域に予報を出しています。
そして、その予報が当たったと言ってますが、地震が起きそうな大部分の地域に予報を出すというのは、結局まぐれ当たりでしかないのに、いかにも科学的な根拠があるかの如く言っているのは、あまりにも不誠実としか言えません。(リンク)
なぜ予言できないのか?
それは、災害というものがなぜ起きるのかを見ていくと分かります。
災害はなぜ起きる
我々人間は、肉体を持つ前は、エネルギー体という存在でした。エネルギー体の世界(上位次元)では災害は存在しません。
元々居た世界ではできない体験を求めて、肉体を持ち生まれてきました。そうして、我々は、この物資世界に居るわけです。
元居た世界のことを簡単に思い出すことができるようでは、この物資的世界の体験が無意味になってしまいます。そのため、元の世界を簡単に思い出すことができないようにする枠組みがいくつか存在しています。
その枠組みの一つが災害です。
災害は、人の集合意識と地球との関係で発生します。
災害を経験する、あるいは災害を知ることで、恐怖感を出すことが物質的な世界こそが真実であるように思える結果となります。それが肉体体験を深めています。
ところが、災害を簡単に予言できて避けることが出来てしまうと、やがて物質的な世界が現実ではないことに気が付いてしまいます。
そのため、災害というのは、我々が予想ができないタイミング・場所・起き方で発生します。
まさに、災害は忘れた頃にやってくるということです。
災害はどう起きる
国が出している地震ハザードマップにおいて、危険とされているところではほとんど地震が起きておらず、1979年以降の大規模地震はリスクが低いとされている地域で発生しています。
今年1月1日の能登半島地震でも、地震ハザードマップを見ると、
能登半島は、危険度が低いとされてました。
阪神淡路大震災、東日本大震災、熊本地震なども、危険度が低いと思われていた場所で発生しています。
みんなが危険と思わない場所で災害は起きるということです。
多くの人が危険であると思っている場所では災害は起きません。
長い時間スケールになると、危険と思っている所でも災害が起きることになりますが、災害の起き方は想像を超えることになります。
情報が広く行き渡ると災害は起きない
災害予知/予言に関する情報が沢山出て、多くの人が注目するようになると、災害の本来の役割である、物質世界を現実と見なすことが果たせなくなるので、そのままの形では災害は起きなくなります。
2025年7月については、Youtubeやニュースサイトなどで多くの情報が流されており、またブログやSNSでも様々な情報が出てきて、多くの人が知るようになりました。
人類の未来は確定していない
個人レベルでは、未来は確定しているところがありますが、個人の集合である人類の未来は確定しているわけではありません。
そのため、2025年7月については、言われているような時期と場所では、災害は起きない可能性が高いです。
大きな災害の前には何かを感じる
大きな災害が近づくと、感度の高い人は、何かを感じ始めます。
長期遠隔ヒーリング
私の場合、東日本大震災の前月の2月に、「何かやらなければ」という強い感覚があるので、初めての長期遠隔ヒーリングセッションを始めました。
2月18日(金)満月から3月20日(日)満月までの約一カ月間、毎日遠隔ヒーリングを行うという異例のセッションです。
そして、遠隔ヒーリングの期間中に東日本大震災が発生しました。
周囲の人のざわざわ感
周囲の人たちも2月頃になると、「なんだかざわざわする」と言ったり、「へんな感じがする」などと、うまく言葉にはできないけれども、何かいつもと違う感覚を受取っていました。
家族からの依頼
先日家族から、最近1-2年以内に大きな地震があるのかもしれず、とても追い立てられているような感じがするので、災害が発生するのか見てほしいと言われました。
災害予測はこれまで行った事がありませんが、2025年7月が関連するかもしれず、家族からの依頼なので、やってみることにしました。
災害の種類と地域をリストアップ
まず、可能性のある災害について網羅的にリストアップします。
【災害の種類と地域の分類】
①地震
火災、液状化、 津波、がけ崩れ、岩屑なだれ
降灰、噴石、溶岩流、火砕流、泥流、山体崩壊、岩屑なだれ、津波
雨 - 洪水(河川の氾濫、内水氾濫)、
■- 土砂災害 (斜面崩壊、がけ崩れ、土石流、地すべり)など
風 - 強風・暴風、竜巻、高潮、波浪
雪 - 雪崩、積雪、吹雪
雷 - 落雷
天候 - 干ばつ、冷害、熱波、寒波
天体 - 隕石落下・小惑星衝突
その他 - 霜害、雹害、土地の隆起や沈降、蝗害
※台風は雨、風に含まれる
※いずれも大規模なものに限る
④テロ、戦争
⑤火災、停電(ブラックアウト)、
■列車事故、航空事故、船舶事故、その他交通事故、
■爆発事故、石油流出、化学物質汚染、原子力事故など
[a]首都圏
[b]関東
[c]関東以外日本
[d]太平洋地域
[e]その他
※太平洋地域、その他については、チリ地震の時の津波被害や火山活動による噴煙被害など遠方から日本に来る災害を想定
2024-2028年の大きな災害を見る
大きな災害の可能性をダウジングしてみました。
2025年7月は何も起きない可能性があるので、2024年から2029年までの4年半で見てます。
これは、予知/予言ではなく、災害の可能性が高いかどうかを示しています。
なので、ここで書いていることは、絶対という事ではないので注意してください。
また、このダウジング結果は、2024年9月18日現在のもので、今後何度か再ダウジングするので、結果が変動する可能性があります。
それらを踏まえて見てください。
※字が小さいため、スマートフォンの場合は、ピンチアウトして拡大して見てください
各年度について解説します。
●2024年
今年も後半半ばになりますが、特に国内で大きな災害の兆候は見られません。
ただし、周辺諸国で軍事紛争の可能性があります。軍事紛争は、人間と人間が起こすことから非常に流動的になります。そのため可能性としては△となります。
紛争が起きると日本へ軍事的・経済的影響があります。
補足 9/22)ダウジングは、10月以降で見ていたため、能登大雨については見逃してしまいました。
●2025年
来年2025年については、7月に大きな災害が起きるという話がありますが、現時点では大きな災害の兆候はありません。
ここまで述べていますが、多くの人が予想し、沢山の人がその情報を知るようになると、災害はそのままでは起きなくなります。
2025年後半には、日本からは少し離れたところで、事故が発生しその影響が日本に及ぶ可能性があります。
●2026年
この年は、前半と後半に分ける必要があります。
【前半】
関東地域に気象災害の可能性が高くなります。冬の時期だと大雪になる可能性がありますが、季節外れの豪雨も可能性があります。
【後半】
太平洋地域で、噴火と地震の可能性が高く、2025年7月で言われていた内容と似ており、結果的に一年ほどずれて発生する可能性があります。
太平洋地域で大きな噴火や地震があると、津波が太平洋岸に到達する可能性が高くなります。現在南海トラフ巨大地震が注目されていますが、それよりこちらの方が先に発生するようです。
●2027年
後半に集中しており、関東地域で大きな地震の可能性があるのと、気象災害も可能性が高く、場合によってはダブルパンチになる可能性があるので、充分な備えをしておく必要があります。
また、太平洋地域の大きな地震が予想されていますが、これは2026年の噴火と地震の影響を受けて起きると思われます。
この場合も津波が日本に到達する可能性が高くなります。
●2028年
【前半】
関東以外の地域で大きな地震が予想されていますが、地域はまだ確定してないようです。
また、太平洋地域で大きな事故も予想されており、日本への影響があるということは隣国(韓国、北朝鮮、中国、台湾)で起きる可能性があります。あるいは、タンカー事故などの移動体による被害になるかもしれません。
【後半】
世界の何処かで大規模な火山の噴火が発生し、噴煙により飛行機が飛べないなどの被害が予想されます。
また、周辺諸国で軍事紛争の可能性があります。軍事紛争は、人間と人間が起こすことから非常に流動的になります。そのため可能性としては△となります。
たつき諒氏の夢日記について
ここからは、書籍「私が見た未来 完全版」に書かれている内容について話します。
見た全ての夢を語っているわけではない
「ほかにも私はたくさんの夢の記録と体験を持っています」(P.22)と書いてます。
つまり、書籍では見た全ての夢について語っているわけではありません。
そのため、当たった夢と外れた夢が混在していると思われますが、外れた夢がどれだけの数があるのか、当たった夢がどれだけの数があるのかは、不明です。もしかすると、外れた夢の方が圧倒的に多いのかもしれません。
書籍に書いているのは、当たった夢と特徴的な夢の二つだと思います。
夢日記は、二つに分かれる
夢日記で書いている内容をよく読むと、二つに分かれることに気が付きます。
それは、「個人の夢」と「災害の夢」です。
書籍の中からピックアップ(年月日は夢を見た日 〇:当たり ×:外れ)すると、
【個人の夢】
(個人的な内容の夢)
1989/8/27 N公園 〇
1976/11、1986/11/28 QUEEN,フレディ・マーキュリー 〇
1993/9/14 伯父の家 〇
1992 ダイアナ妃 〇
書籍には当たっている夢だけを書いて、外れた夢は書いてないかもしれません。
【災害の夢】
(多くの人が関わる災害の夢)
単行本〆切の日 大災害は2011年3月 〇
1991、2002、2005 富士山大噴火 ×
1995/1/2 荒れてひびの入った大地 ×
2011年3月については、他の夢と違い日付だけが見えていて具体的な風景については、夢で見てません。
「災害の夢」については、当たったのは一つだけで、他は本人も語ってますが、外れています。
こうしてみると、「個人」にくらべて「災害」については、予知夢としての精度は高くない印象があります。
【未来の災害の夢】
未来の出来事については、他にも夢を見ているかもしれませんが、2025年7月の事しか書いていません。
予知夢は予言ではない
夢日記に記録していのは予知夢であって、予言ではありません。
実際に起きるかどうかは、その時になってみないと分かりませんが、これまで見てきたところでは、2025年7月は平穏に過ぎていきそうです。
作者あとがきから
書籍の「作者あとがき」から抜粋します。
私と同じような予知夢を見た人は、実はたくさんいるのだと思います。 「予知」は「警告」です。「避けられる」から「見させられた」。 「災難を避ける」「災難を小規模にする」手段があるということだと思います。 |
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【参考記事】
コメント
八雲さま
いつもお世話になります。
非常に興味深く、わかりやすい記事をどうもありがとうございます。
続きも楽しみにしております。
> あぐさま
コメントありがとうございます。
今週末は、秋分の遠隔ヒーリングの準備の方に時間を取られているので、記事の進み方が遅いですが、少しずつ書いていきますので、よろしくお願いします。
「なるほど」「そういう理由なんですね」と納得する説明をありがとうございます。
過去の災害や予言をしっかりと冷静に客観的に見て、しかも我々が “この世に生まれてきた理由” からの災害発生の仕組みを、まとめて教えていただき感謝しかないです。
いろいろとお忙しいでしょうが、この続きを早く読みたい気持ちでいっぱいです。
八雲さま
ありがとうごさいます。楽しみにしております!
先日の斎藤知事の記事も、世間の関心の高いタイムリーな内容で、興味深く拝読しましたm(_ _)m
> 喜右衛門さま
こういった情報は、結論だけ言ってる人が多いですが、その結論に至る過程も含めて伝えることが大切だと思っているので、長い記事になります。