《悟りなんか存在しない》
悟りに向かう過程においては、悟りを求めて行くのだが、
悟ると、求めていた悟りなんか存在しない、
ということが直感的に理解される。
上記は、2月27日に書いたごく短い記事ですが、難しい内容かと思うので解説を書いておきます。
悟る前、人は境地あるいは到達点としての悟りを目指しているのですが、それは自分自身が悟り(あるいは、気づき)そのものであることを忘れている状態です。
なので、「今の私とは違う何か」を目指して、悟りを求めているわけですが、そんなものは存在しません。つまり、存在しない悟りを目指しているわけですが、それでも悟りを目指し続けていれば、やがて悟るということが起きます。
悟るということが起きた時、そこにはこれまで目指していた悟りというものは存在しない事に気が付きます。そして自分自身が悟りそのものであり、それは以前から何も変わっていないということが理解され、本来の悟りに気が付きます。
なので、求めていた悟りなど存在しないということが、直感的に理解されるということです。
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