【ノンデュアリティの基本】
3.全ては一つである
ノンデュアリティを理解する上での重要なポイントの一つは、全ては一つであるということです。スピリチュアルの分野において、よくワンネスという言葉が使われます。この言葉はもちろん正しいのですが、この言葉の暗黙の前提に注意する必要があります。
スピリチュアルにおいては、人とは肉体であり肉体の中にある精神であり、さらには魂であるということが、疑いようのない真実であるという暗黙の前提になっています。
私たちの社会では、人とは個人であり、肉体という境界があり、他人とは異なることが当然の事実と思われていますが、これは表面的な事実ではあるものの、深い真実ではありません。
この表面的な事実を前提にしているのが私たちの社会であり、またスピリチュアルの分野で語られていることです。
これは当然の事であると思われているので、疑いようのないことであるという信念にまでなっています。
なので、スピリチュアルでワンネスというのは、肉体という分離を真実と捉えて、その先の事実として、全てが一つであると考えているということです。
しかし、この信念が、実は単なる幻想にすぎず、全てが一つがあらゆるものの前提であり真実であり、分離が単なる見かけに過ぎないというのが、ノンデュアリティにおける真実です。
これは、私たち自身とこの世界の見方、つまり世界観がスピリチュアルとノンデュアリティの間で、180度ひっくり返っているということです。
スピリチュアルな事柄に比べて、ノンデュアリティの方が理解するのが難しく感じるのは、この世界観が180度異なることになるためで、以前紹介したダライラマの言葉(リンク)の、
仏教の空の教えに接しても自分の人生がひっくり返ってしまったと感じないとしたら、それは十分に真剣に学んでいないということなのだ。ダライ・ラマ
ということに繋がります。
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