太陽フレアの強度

太陽フレア(Solar flare)は、太陽の表面で起きている爆発的な現象のことで、太陽黒点とその周囲で起きることが多いことが知られています。
flare(フレア)とは、揺らめく炎のことで、太陽フレアでは、太陽の表面からガスが炎のように吹き上がっている様子を観ることができます。フレアが発生すると、ガスから電波・X線・素粒子が放出されます。放出されるX線の強度で太陽フレアの規模を表しています。

アメリカの気象観測静止衛星である、GOES(Geostationary Operational Environment Satellite)では、このX線を大気圏外で測定しており、そのX線強度の単位は、ワット/平方メートル(W/m^2)になります。この数値を対数でクラス分けしており、低い方から10倍ごとに A、B、C、M、Xとしています。

各クラスの数値は、以下のようになります。(指数表示なので、マイナスの数値が大きいほど、X線強度は低くなります)
 Aクラス 10^-8 ~ 10^-7
 Bクラス 10^-7 ~ 10^-6
 Cクラス 10^-6 ~ 10^-5
 Mクラス 10^-5 ~ 10^-4
 Xクラス 10^-4 以上
となります。
各クラスは、X線強度によって、A1~A9、B1~B9、C1~C9、X1~と表記されます。また、Xクラスより上はないので、非常に強いX線の場合、X21と表記されることもあります。

宇宙天気ニュースのグラフを見ると、左縦軸にクラス表記されているのがわかります。(画像クリックで拡大表示します)

Goes_xray1

太陽フレアの発生頻度は、太陽活動の周期とも関連し毎年異なります。SWC 宇宙天気情報センターの過去の太陽フレア発生数データに月当たりの頻度換算を加えた表がこちら。

Solarflare
A、B、Cクラスのものであれば、エネルギーに敏感な人においても、特に影響は現れないのですが、Mクラス以上においては、影響が見られます。また、強度がCクラスであっても、頻発すると影響が出てくることがあります。

また、フレアの発生方向がちょうど地球を向いている場合は、X線強度がそれほど高くなくても、影響が現れる場合があります。

【関連記事】

太陽フレアと体調変化
https://en-light.net/archives/3136

太陽極域磁場の反転
https://en-light.net/archives/3057

(参考サイト)

アメリカ海洋大気庁(NOAA)- GOES太陽X線画像観測(英語)
http://sxi.ngdc.noaa.gov/

SWC 宇宙天気情報センター
年毎のフレア発生数について
http://swc.nict.go.jp/forecast/flares.html


この記事を書いた人について[9/5更新]:

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