2024年の状況
夏至の翌日が満月
夏至当日とその前後が新月や満月になるのは、概ね10年に一度になります。
今年は、夏至の翌日が満月ですが、前回は2016年と2005年になります。
今年は、太陽のエネルギーと満月のエネルギーが共に強く働きかけます。
ホロスコープ
月以外の惑星は動きが非常に少ないので、今年の夏至は満月のホロスコープで見ます。
特徴的なアスペクト(天体間角度)は以下の通りです。
(1)水星と火星がセキスタイル(60度)
水星はコミュニケーション能力や知性を表し、火星は情熱や勇気など活動的であることを表します。
セキスタイルは協調的に二つの天体が働くので、非常に知性やコミュニケーションが活動的になります。
(2)太陽と月と海王星がスクエア(90度)
太陽は人としての表面的な性格を表し、その人の行動的な面を表します。
月は人としての潜在的本質を表し、その人の内面的な面を表します。
海王星は直感やインスピレーションを表します。
スクエアはお互いのエネルギーを相殺したり、対立する方向に働くので、直感やインスピレーションではなく、物事を思考的かつ第三者的に見ることになります。
(3)太陽と月がオポジション(180度)
オポジションはお互いの関係が緊張的になる関係性になるので、自分自身にはない側面を新たに見出すことになります。
そのため、夏至という太陽のエネルギーと満月という月のエネルギーの相乗効果で、知性やコミュニケーションが活動的になることで、これまでに無かった経験や、新しい自分を発見したりすることになります。
夏至とその前後の体調不良
夏至とその前後には体調を崩すことがよくあります。このころは梅雨時期にあたるため気温変化や湿度が原因と一般的に言われています。確かに気温や湿度も原因の一つなのですが、スピリチュアルなエネルギー変化が原因にもなっているので、そのことについて説明します。
●夏至とは
夏至とは、地球から見た時に太陽の軌道が最も高くなり昼間が最も長くなる時のことです。
スピリチュアルな意味では、太陽のエネルギーが最も強くなる時期になります。
一年を通じて、冬至が太陽エネルギーが最も弱い時になり、夏至が最も強い時になります。
これを東洋思想の陰陽で表すと、
夏至:陽が極まる
冬至:陰が極まる
春分と秋分:陰と陽がバランスする
となります。
●太陽エネルギーと人の体調
人の身体は、天体特に太陽のエネルギーによる四季の移り変わりの影響を受けますが、人の体調は四季の移り変わりを後追いするため、太陽エネルギーの陽が極まる夏至の影響が体調の変化となって現れます。
夏至で、太陽エネルギー(陽)が最も強くなると、身体はそのエネルギー変化に対応しようとして身体を夏型に変化させます。夏至の頃は季候もまだ春から夏への変化の途上にあるため、夏型の太陽エネルギーが強い季節に身体にようやく変化した時に、気温が下がって春の季候になってしまい、不調を引き起こすことがあります。
●夏至前後に起きること
夏至前後の太陽エネルギーが強い時期には、エネルギー過剰になることもあり、以下のような身体状態になることがあります。
人によって出方が異なるので正反対の症状になることもあり、自律神経失調症に似ています。
眠気:あくび、だるさ
緊張:夜眠れない、眠りが浅い
体調:風邪のような状態、アレルギー症状
痛み:頭痛、背中痛
精神的には、やる気のなさ、集中力がなくなる、頭がスッキリしない、考えがまとまらない、などがあります。
西洋医学的な原因がある訳ではないので、医者に行っても原因が分らず、症状を抑える対処療法的な薬が処方されることがあります。
太陽フレアでも同じ様な事になりますが、2024年は太陽活動が活動期になり、体調に直接影響するような太陽フレアが発生します。
夏至の頃には太陽エネルギーの過剰状態が起きやすい傾向にあります。
そういったこともあるので、やる気を出そうとしても空回りする時期になりますが、これはあなたに責任があるわけではありません。身体・精神面での変化の途上にあるから起きることです。
こういう時は、頑張っても頑張れないので、休める人は思い切って休む。休めない人は、無理をしないことが大切です。
●夏至の過ごし方
太陽エネルギーに対応するのに、一番良いのは朝日を浴びることです。仕事の関係などで朝日を浴びることが難しい場合は、なるべく太陽の光がある所に出掛けることです。
それも難しい場合は、暖かい飲み物を飲む、熱い風呂に入る、など温度の高いものを飲んだり入ったりすること。
また、精神的には不安定になりやすいので、好きなことや楽しい事、面白いことに気持ちを向けることが良いです。
夏至に行くと良い神社
夏至の日に行くと良い神社は、関東では寒川神社になります。
夏至の日は太陽のエネルギーが強くなりますが、その高いエネルギーをしっかりと受け留めることができるのが、寒川神社です。
夏至の日の出は、鹿島神宮 - 大戸神社 - 寒川神社 - 鷹取神社 - 箱根神社へのレイラインを形成します。
寒川神社に夏至の日に参拝すると太陽エネルギーの恩恵を受けることができます。
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以下は過去の記事
2023年の状況
今年の夏至は、夏至のホロスコープだけを見るのではなく、6月の夏至から9月の秋分の日までの変化を見る必要があります。
6月の夏至は天体の配置が偏っていますが、9月の秋分には配置バランスが取れる状態になっているのが分かります。
アスペクトを見ても、6月はスクエアが多く、様々なエネルギーがお互いに引き合っている状態であるのが、9月にはトラインが多くなり、エネルギーがお互いに協調する状態に移行します。これは様々なしがらみを一度リセットして、安定化する方向に向かわせる状況になります。
この夏は、思い通りに進まなかったり、紆余曲折したり、人生が蛇行しているかのように思えるかもしれませんが、それも9月に向けた動きであり、色々なモノやエネルギーを一度整理するために起きることです。
整理をすると、より自分らしく生きる基盤が出来上がります。
2022年の状況
今年の夏至はホロスコープで見ると、惑星の配置が偏っているのが特徴です。
天体の配置が偏っているという「凶」の様相を見せていますが、これは社会情勢が不安定な状態を示しています。
社会情勢の不安定さは、ロシアとウクライナの戦争状態やコロナ第6波の感染者数は減少方向に進んでいるものの、収束に至らない状況(ある程度の感染者数が発生することが継続する)やその他の事柄を示唆しています。
これらのネガティブな状況は9月頃には一段落しますが、このような時代背景においては、社会情勢からの様々な影響が身体・精神あるいは経済状態に現れてきます。
夏至はそもそも、季節の変わり目で気温変化が大きく、また湿度の高いため、身体・精神の変調が現れてくることが多いですが、今年はさらに社会情勢の影響も追加されている状態です。
そのため身体・精神的な不調は、自分自身が原因ではなく、外部からの影響によって起きている部分も多分にあるということを認識することが大切です。
2020年の状況
今年の19年ぶりの夏至・日食の影響は既に出ているようです。
なお、症状の出方は人によって差があります。
(1)眠気・睡眠欲
寝ても、寝ても、寝足りない。
いくらでも寝ていたい。
人の意識が変化するときに、起きて活発な状態だとなかなか変化がしづらいことがよくあります。
変化するために、寝てしまう・眠らされてしまうということが起きます。
ヒーリングセッションや富士山ワークなどでよくあることです。
ヒーリングセッションに参加をすると寝落ちしてしまう。
過去の富士山ワークで、ワンボックスカーに参加者を載せて走ると、走り出したとたんにみんな寝落ちして、次の神社に付くともそもそと起き出す。
そして、次の神社に出発すると、とたんに寝落ちする。
眠たい場合の対処としては・・・
「ねる」(笑)
19年ぶりの夏至日食だと考えれば、19年に一度のことですから、夏至前後の一週間は寝て過ごすのも一つの方法です。
(2)断捨離
何か、片づけたくなる・売りたくなる。
理由はよくわからないけど、身の回りの整理を始めたりします。
私の場合は、車を売り!ます。
身の回りの片づけや整理も変化の為の準備になります。
だけど、それを行う理由を考えてみてもあまり思いつきません。
変化後の状態を変化する前には思いつかないので、理由なく片づけたくなったりします。
そんな時は、理由はともかく、片づけを始めてしまいましょう。
2016年の状況
今年2016年の夏至で体調を崩している人も多いようです。
昨年2015年の夏至は、太陽フレアによる体調不良が出ていたのですが、
2016年の場合は、満月が夏至の前日にあるため、月と太陽のエネルギーが共に高い状態になります。そのため、眠い、だるい、頭がボーっとする、考えるのがめんどくさいなど、高いエネルギーの時期特有の気怠さが出てきやすい状態です。
夏至と満月が連続するというのは珍しく、前回は2005年(この時は夏至の翌日が満月)なので11年ぶりです。
11年前の夏至がどんなだったのかをはっきりと覚えている人は、たぶんいないと思います。なので、今年の夏至は初めて経験する状況であるかのように感じられます。
この次に夏至と満月が連続するのは、計算上では2024年になるので8年先になります。
また、先日から急に気温が高くなり、大気の状態が不安定で豪雨などにより湿度・温度共に高い状態ですから、さらに気怠く感じることになります。
こういう状態では、頑張っても頑張れないので、休める人は思い切って休む。休めない人は、無理をしないことが大切です。
コメント
こんにちは。
昨日、めまいや立ちくらみのような症状が午後目立ちました。いつもはそんなことはありません。
記事の症状とは異なりますが、これも1つの夏至の影響かしら?と、記事を読んで思いました。
ここ数日間、寝ても寝ても眠いので、遠隔セッションの説明に眠くなるというのを読み、めまいは遠隔セッションの影響かな?とも思い。。
それともただの体調不良だったのかしら。。(昨日の午後だけで、今はよくなりました)
どの記事にコメントしたらいいか迷い、こちらにコメントしましたが、大丈夫だったでしょうか。
> あぐさん
季節の変わり目は身体感覚と身体エネルギーの変化点になります。
通常ではめまいや立ちくらみのような症状にはならないのですが、一時的にストレスがあると、要因が重なることで症状として出て来ることもあります。
八雲さま
ありがとうございます。自分では気付いてはいなかったですが、ストレスがあったのでしょうね。夏至の影響が色々あることに驚きました。