「世界は一つ」と「あなたの想いが世界を創っている」は矛盾する

◆悟り・ノンデュアリティ

スピリチュアルでは、よく「世界は一つ」とか「ワンネス」という言い方をします。
もう一方で、「この世界はあなたの意識が創り上げている」とか「あなたの想いが世界を創っている」という言い方をすることもあります。

ところで、「世界が一つ」と「あなたの想いが世界を創っている」という二つの考え方は、どちらも正しいのでしょうか?

普段よく見聞きしているスピリチュアルの世界では、この二つの考え方は、どちらも正しいはずであるという思い込みがあり、検証されていません。
以前の私も、その検証を忘れていました。

それは、本当に正しいでしょうか?

「世界が一つ」というのは、この世界を創り上げている「存在」(意識、源泉、神、普遍意識など様々な呼び方で呼ばれる)は、ただ一つしかないということです。

「あなたの想いが世界を創っている」という考え方は、この世界を創り上げている存在が、「あなた」という人の数だけあるということです。

この二つの考え方が、同時に両立できるでしょうか?

「世界が一つ」であれば、そこにあるのは、たった一つの「存在」であり、それが複数であるということはあり得ません。もし、複数存在するように見えるとしても、それは、単なる見掛けに過ぎず、究極的にそこにあるのは一つしかありません。

「あなたの想いが世界を創っている」というのは、「あなた」数だけ想いがあり、この世界が創り上げられているということです。つまり、「この世界は多数」であるということです。

これは、「世界は一つ」と、矛盾します。

どちらが「真理」なのでしょうか?

この答えは、あなたのスピリチュアルな立ち位置(リンク)によって異なります。

「情報/探究(=分離)のスピリチュアル」という立場に立っている人の場合は、「あなたの想いが世界を創っている」が正しいということになります。

「世界は一つ(=ワンネス)」という立場に立っている人の場合は、この世界に存在する意識は、「一つしかない」が正しいということになります。

この二つの回答は、それぞれの立場においては、どちらも正しいのです。

もし、あなたが、スピリチュアルな目覚め/覚醒すなわち「世界は一つ」に向かっているのであれば、これまで学んできた「あなたの想いが世界を創っている」は、矛盾する姿を見せ始めます。

なので、あなたが「世界は一つ」に向かう時、それらの過去の知識経験を手放すことが、絶対的に必要になります。

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