全国の神社を廻っている時に、必要な買い物の為に各地のショッピングモールに行ったり、あるいは現在の自宅周辺にあるショッピングモールにも色々と行ってみましたが、結論としては、ショッピングモールはあまり好きではありません。
ショッピングモールは、確かに便利です。
ワンストップで、駐車場もあるし、お店もあるし、食事もできる。
そういう意味では良い施設だと思います。
でも、どのモールに行っても、何か心が動かないという経験があります。
それって、何なんだろうと、ずっと思っていましたが、その理由が分りました。
以前は、神楽坂のすぐ近くに住んでいたので、神楽坂が生活圏であり、買い物も神楽坂がメインでした。神楽坂に比べると、ショッピングモールの方が、利便性という点では遥かに良いです。
でも、何か違うと感じていました。
その違いに気が付いたのは、「サラリーマンが作ったショッピングモール」と、「一人一人の経営者が集まってできた商店街」の違いでした。
ショッピングモールは、大手のデベロッパーが施設を造り、その施設にお店を出すのは、全国的なチェーン店が主体で、それらを企画・運営するのは、それらの会社のサラリーマンが主体です。
一方、商店街のお店は、それぞれが一国一城の主である経営者が、リスクを取ってお店を出します。
サラリーマンが作った「モール」と、一国一城の主である経営者が作った「街」のどちらが心に響くのかというと、私にとっては「商店街」でした。
サラリーマンが作った「モール」は、リスクを取るといっても、限界があるので、行く前からある程度予想ができる、予定調和のモールになります。それが好きな人にとってはいい施設だと思います。
一方、経営者が集まって作った「商店街」というのは、それぞれの経営者の想いや理想などが沢山詰まっているので、予想もしない驚きや楽しさがあります。
私自身、予想できる面白さよりは、予想もつかない面白さの方が楽しいと思うタイプなので、「モール」という予想できる楽しさではなく、「商店街」という意外性が詰まった楽しさの方が自分には合っているということでした。
あなたは、
「予想できる、安心感のある楽しさ」
と
「意外性がある、時には失敗するかもしれない楽しさ」
のどちらが好きですか?
コメント
「予想できる、安心感のある楽しさ」を選ぼうと思っているのに、いつも選ぶのは「意外性がある、時には失敗するかもしれない楽しさ」ですね。
そして、失敗が多い(笑)
でも、その失敗が楽しかったりもする。
まあ、楽しいと思わないと後悔ばかりになってしまいますからね。
> ミケニャンコさん
失敗を失敗と思うのか、それとも学習と思うのか、によって捉え方はずいぶん変わりますね。