一般的には、アマテラスというと、伊勢神宮に祀られている、天照坐皇大御神(あまてらしますすめおおみかみ)のことを指すのですが、アマテラスのことを色々と調べてみると、アマテラスは3人(三柱)います。
(1)天照大御神の巫女として活躍した、女性のアマテラス(大日霊女貴尊) ⇒ 伊勢神宮(三重県伊勢市)
(2)大和の地を治めた、男性のアマテラス ⇒ 大神神社/三輪明神(奈良県桜井市)
この二人は、いずれも人としての身体を持って生まれてきた神になります。
そして、人としての身体を持つ経験のないアマテラスが存在します。
(3)根源的な神として、宇宙(天)を照らす太陽神としてのアマテラス
こちらは、上記の男女の人としてのアマテラスが神として崇めた存在であり、根源的な存在になります。
男女二人のアマテラスは、いずれも根源的なアマテラスと繋がっていたため、伊勢神宮、大神神社いずれのアマテラスを祀っても、究極的なアマテラスには繋がっていくので、間違いではありません。
ただ、人としての身体を持ったアマテラスは、根源的なアマテラスとのつながりを作ってくれる人であるということも知っておきたいです。
伊勢神宮のアマテラス(大日霊女貴尊)と、根源的なアマテラスはともかく、男性のアマテラスって誰?という疑問が湧くと思います。
世界的に見れば、太陽神というと、男性神になります。
大神神社に祀られている、大物主(おおものぬし)は、実の名(諡)を、天照国照彦天火明櫛玉饒速日命(あまてらす・くにてるひこ・あまのほあかり・くしたま・にぎはやひのみこと)と言い、別名、大物主として大神神社に祀られています。
つまり、実の名の冒頭部分をみればわかるとおり、天照=アマテラスになり、太陽神を祀った神社であり、饒速日尊がもう一人の男性としてのアマテラスということです。
ということで、日本とアマテラスの関係と出雲族、日向族の関係を図示すると、
太陽神としてのアマテラス
↑
├→ 大日霊女貴尊(日向族長)
└→ 饒速日尊(大和族長) ←→ 素戔嗚(出雲族長)
という関係が出てきます。日本(大和)という国は、日向族と出雲族が力を合わせることによって、本来の力を発揮することができるのですが、現在では、日向族長である大日霊女貴尊(アマテラス)のみが力を発揮できる状況となっており、本来の力の半分も出せていないというのが現実です。
そのため、出雲族と日向族の本来の姿を取り戻していく作業が必要になります。
コメント
今この非常時の時こそ、出雲族と日向族が力を合わせる良い時だと思います。それには、どうしたら良いのでしょうか?
ニギハヤヒについては、元伊勢の籠神社だと思っていましたが、大神神社との関係性は、どうなりますか。
また、出雲族と日向族の本来の姿を取り戻していく作業、とのことですが、やはり、その必要性を強く感じています。
具体的には、どういうことでしょうか。
私たちには、何ができますか。