大きな地震はおきないと思い込んでいる場所で大地震は発生する

地震・気象

2018年6月19日更新
2016年5月5日作成

IMG_0366陸前高田駅前 2014.3.11

震災前:陸前高田市探訪(リンク)から引用

近年の、阪神淡路大震災(1995)新潟中越沖地震(2007)、東日本大震災(2011)、熊本地震(2016)、大阪府北部(2018)に共通しているのは、大地震がおきるまでは、多くの人が大地震は起こらないと思い込んでいた場所です。

大地震は起きないと多くの人が思い、何の準備も対策もない場所で、大きな地震が起きるということが続いています。

AERAの記事(リンク)を引用します。

「大地震起こらない」が常識だった九州でなぜ起こった? 九州・熊本大地震

「九州で自然災害といえば、大雨と台風。大きな地震は起こらないと思っていた」というのが、九州の人たちの「常識」だった。今回、熊本市内で話を聞いた被災者のなかには、マンションを買うときに保険会社から「熊本は地震が来ないから地震保険はかけなくても大丈夫ですよ」と言われたという人もいた。

2012年の記事『大きな地震はどこでおきるか』でも書きましたが、地震は、地球と人間の意識の関係でおきるものです。我々は、元居たワンネスの世界ではできない体験を求めて、この物資的世界に生まれ育ってきました。

そのため、元の世界では出来ないということを体験する仕組みが存在しており、その一つが地震であり災害になります。そのため、多くの人が「あそこが危ない」と認識しているような場所では、地震などの災害はなかなか起きにくいという構造があります。

地震予知を有料で行っている組織がいくつか存在しますが、いずれもことごとく熊本地震予知に失敗しており、これまでの実績を見ても災害対策として有効な予知はほとんど出来てきません。科学的に地震予知が出来るようになるのは、ずいぶん先のことだと思われます。

日本列島は、大地震がいつどこでおきても不思議はありません。なので現時点では、地震予知を期待するのではなく、実際に起きた時に被害を最小限にとどめるための対策(減災)が現実的な対応です。
自分の住んでいる場所で、大地震が起きた時の事を想定し、起きたらどうするかという対策を準備することが大切です。

そして、スピリチュアルな感性を磨くと、地震などの災害に遭遇しないということが起きるようになります。私自身の経験でも、東京で震度5以上の地震が起きる時は、いつも東京以外の場所に出掛けているという経験があります。これは災害を避けるということではなく、大きな災害が起きる場合には自然とその場所に居ないということが起きるようになります。

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大きな地震はどこでおきるか
地震というのは、地球と人間の意識の関係でおきるものです。 なので、「あそこが危ない」と多くの人が認識しているような場所では、なかなか起きにくいということがあります。最近の大きな地震を見ても、阪神淡路・新潟中越沖・東日本などは、人々がそこでは...

コメント

  1. ikeda より:

    八雲様

    いつもブログを楽しみに拝見しております。

    最近は去年のパリのテロに引き続き、居住地ブリュッセルでもテロが起き、さらに一連のタックス・ヘブン事件など、人が信用できなくなるようなことが頻繁に起こっています。私はパナパ文書は経済テロだと思っています。パナマ文書を作っているような人が暴力テロを生み出しているのだと感じました。人間の愚かさ、醜さを見せつけられたような気がしています。

    さらに熊本の地震にはとてつもなく深い悲しみを感じ
    被災者の皆さんのことを思うと本当に心が痛みます。

    そして私はずっとスピリチュアルにまい進してきたつもりでしたが、
    最近の一連の出来事に心底落ち込んでいます。

    今日のブログに、

    >スピリチュアルな感性を磨くと、地震などの災害に遭遇しないということが起きるようになります

    とありますが、それは言いかえると、スピリチュアルな感性の磨き方が足りないと
    災害やテロに遭ったりするということでしょうか。結構一生懸命頑張ってきたつもりでしたが、今まで何をしてきたのかと悲しくなりました。
    いったい何を目指して生きていったらいいのかわからなくなりました。

    今の私に何ができるでしょうか。もちろんお時間の許す限りで結構ですので、もし、アドヴァイスがありましたらよろしくお願いいたします。

    大型連休、お楽しみください。

  2. 八雲 より:

    ikedaさま

    コメントありがとうございます。
    どう説明すれば良いのか、ずっと思案しておりましたが、ようやく返信が出来るようにまとまりつつあります。
    コメントへの返信は、内容が少し長くなるため、コメントではなく記事として書きました。

    スピリチュアルな感性を磨くとはどういうことか

    スピリチュアルな感性を磨くとはどういうことか
    ikedaさんから頂いた、以下のコメントですが、 >スピリチュアルな感性を磨くと、地震などの災害に遭遇しないということが起きるようになります とありますが、それは言いかえると、スピリチュアルな感性の磨き方が足りないと災害やテロに遭ったりする...
  3. もみの木 より:

    これは、潜在意識の領域なのかもですが、
    この記事で意味するところは、「量子力学的なこと?」という感じがする一方で、
    数年前からは、”引き寄せ”というものもブームとなっていて、
    この二つが相反するものかどうかはわかりませんが、
    そのように感じるとすれば、自分の中で整理がつかない感じがあります。
    この点、もしお分かりでしたら教えていただけますでしょうか?

  4. 八雲 より:

    > もみの木さん

    最近、引き寄せの法則を量子力学的に説明するのが流行っているように見えますが、この二つは全く別物です。関係ありません。
    量子力学の一部分を都合の良いように解釈して、引き寄せを語っているだけです。
    量子力学をきちんと理解できていない人がそんなことをしています。
    こちらの記事に書いています。

    科学的というタイトルでオカルトを書いている本

    科学的というタイトルでオカルトを書いている本
    ※末尾に追記 最近は、スピリチュアル系の売れている本についてはなるべくチェックするようにしており、こちらの本も売れているから(発売1か月半で4刷)という理由で買ってみました。 結論から言えば、お勧めできない本です。 書籍タイトルに「科学的」...
  5. もみの木 より:

    八雲さま

    早々にありがとうございました。
    上の本を読んだことがないので、
    恐れ入りますが、
    記事の批評が分かりかねるところです。

    全く別の物ということを
    教えて頂き、ありがとうございます。

    もう少し、自分の中で深めてみたいので、

    これがいわゆる「引き寄せ」

    これがいわゆる「量子力学にみる現象」
    (上記の地震のようなもので、
     一見、引き寄せの法則みたいなものから
     見ると意識していない方が良いと
     感じられるけどそうでない事象。
     そしてそれは、引き寄せとは全く違うと
     いうこと)

    の、それぞれに分かる良書があれば
    教えて頂けたら嬉しいです。

  6. 八雲 より:

    > もみの木さん

    量子力学は、顕微鏡でも見えないミクロの世界についての理論です。引き寄せの法則は人間サイズの大きさについての法則です。
    物理的なサイズが全く異なります。その二つを結びつけることに無理があります。

    引き寄せの法則については、こちらの本が原点です。他の本はこの本をベースに色々な話を付け加えたものと言って良いと思います。

    エイブラハムの教えビギニング――「引き寄せの法則」で人生が変わる
    https://www.amazon.co.jp/dp/4478102937/

    なので、引き寄せの法則について学ぶならエイブラハムのシリーズ本を読む方が、深く理解できます。

    量子力学については、一般向けの解説本が沢山出ていますが、あえて挙げるなら、こちらです。ただし、基本的な物理学の素養がないと、どの解説本も難しいと思います。

    Newtonライト2.0『量子論』 (ニュートンムック)
    https://www.amazon.co.jp/dp/4315522384/

    引き寄せと量子力学はそもそも別物なので、上記の二冊を読んでも、関係性があるのか無いのかということは書かれていません。
    なので、引き寄せの法則の原点の本だけ読む方がお勧めです。

  7. もみの木 より:

    八雲さま

    物理学は学生時代に単位を落とすくらい素養がなかったので(笑)
    理解できないかもしれませんね。
    池上彰さんのようにわかりやすい動画とかあればいいですけれど(笑)。

    まずは 「エイブラハムの教えビギニング」 を読ませていただきます。

    情報、ありがとうございました。

  8. 八雲 より:

    > もみの木さん

    一連のコメントを整理・加筆して記事にまとめます。

  9. 八雲 より:
  10. もみの木 より:

    八雲さま
    ご丁寧にありがとうございました。

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