京都・奈良は良い社寺が多いところとして知られていますが、そこは実は断層地です。
パワースポットと断層の関係はよく知られていますが、京都・奈良が断層地であることは知られていません。
文部科学省の地震調査研究推進本部による専門的な文書なので難しい内容ですが、こちらの二つの文書に書かれています。
三方・花折断層帯の長期評価について
http://www.jishin.go.jp/main/chousa/katsudansou_pdf/73_mikata_hanaore.pdf
京都盆地-奈良盆地断層帯南部(奈良盆地東縁断層帯)の評価
http://www.jishin.go.jp/main/chousa/katsudansou_pdf/75_kyoto_nara.pdf
上記の調査は国土の断層を網羅的に調査したものではないので、和歌山・熊野地方については、調査から外れている部分があります。
また、3.11のような海域を震源とする地震については含まれていません。海域の情報については、こちらになります。
海溝型地震の長期評価
http://www.jishin.go.jp/main/p_hyoka02_kaiko.htm
上記の二つの京都・奈良の断層ですが、岡野玲子版の陰陽師の7巻の降雨祈念のラインと一致します。私自身もかつて断層であることを知らずに、このラインに沿って参拝してきたという経験がありますが、上記の資料を見ると納得できます。
全国図は、こちらになります。
文部科学省>地震調査研究推進本部>地震に関する評価>活断層の長期評価
http://www.jishin.go.jp/main/p_hyoka02_danso.htm
この図で見ると、地震が少ないと思われている近畿地方が実は多くの断層を抱えていることが分かります。一方対照的に、関東大震災が心配されている東京地方には、断層が少ないというのも、わかります。
自分の住んでいる地域や故郷の地域の断層についても、チェックしてみると良いですね。
このサイトの内容は、専門的な内容で普通の人にはちょっと難しいので、分かりやすい解説をいずれ作成したいと思います。
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