冬は地震が多い? [2/19追記更新]

地震・気象

冬は地震が多いというイメージがありますが、ホントに多いのか調べてみました。

冬 地震多い?

「冬 地震多い」というキーワードでGoogle検索すると、トップに出てくる記事が

現在ビジネス
日本人が知らない、多くの巨大地震が「冬に起きている」シンプルな理由
https://gendai.media/articles/-/114918?page=2

ですが、これを要約すると、

東京大学の辻教授は海溝型の巨大地震が特に冬に起きやすい理由を「地震が起きやすいプレート境界を押さえつけている海面からの力が、冬は海面が下がるため弱くなり、角度の緩いプレート境界断層の摩擦が小さくなることが原因の一つに考えられる」と解説する。

しかし、「断層には多くの種類があり、全てをこの簡単なメカニズムでは説明できない。」

ということで、冬に多いのは海溝型の地震であり、内陸地震も含めた地震全般を言っているわけではありません。

防災新聞調べ

西日本新聞が運営している防災新聞調べでは、日本の主な地震災害一覧から明治以降の地震データ60件を調べると、

春(03月~05月)16
夏(06月~08月)19
秋(09月~11月)12
冬(12月~02月)13

https://bousai.nishinippon.co.jp/25645/

死者・行方不明者数が多い明治以降の地震

ウィキペディアの日本の地震年表のうち、死者・行方不明者数が多い明治以降の地震10件の地震を集計すると、

1 関東大震災 1923年9月1日
2 東日本大震災 2011年3月11日
3 明治三陸地震 1896年6月15日
4 濃尾地震 1891年10月28日
5 阪神・淡路大震災 1995年1月17日
6 福井地震 1948年6月28日
7 昭和三陸地震 1933年3月3日
8 北丹後地震 1927年3月7日
9 三河地震 1945年1月13日
10 昭和南海地震 1946年12月21日

春(03月~05月)3
夏(06月~08月)2
秋(09月~11月)2
冬(12月~02月)3

https://ja.wikipedia.org/wiki/日本の地震年表

最近の大地震は、1月と3月

上記の二つの集計データでは、冬に地震が多いとは言えない結果です。

また、中越地震は2004年10月23日、熊本地震は2016年4月14日です。

最近の大地震だと、
(1)阪神・淡路大震災が1月
(2)東日本大震災が3月(福島の3月の最低気温はマイナス)
(3)能登半島地震が1月
と、記憶に新しい地震が冬場に起きていることから、冬に地震が多いという印象になるのだと思います。

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