X1.7、X2.8と大規模な太陽フレアが続いていますが、観測史上においては、2003年11月の太陽フレアが最大で、X28になります。観測されていなかった時代にはもっと大きなものがあったとされています。
ネットを検索すると、Mクラス、X1クラスで、大変なことが起きる前兆などと書いているページが沢山ありますが、この程度では大自然への影響力も小さなものです。体調に変化が出てくる程度になります。
ちょっと古いデータですが、太陽フレアの出現数のデータがあります。太陽活動は約11年周期で、活発な時期と平穏な時期が交互に現れます。
Cクラスフレアは、1年に1000回
Mクラスフレアは、1年に100回
Xクラスフレアは、1年に10回
X10クラスフレアは、1年に1回X線強度が10倍になると発生頻度が10分の1になる
出典:http://www.nistep.go.jp/wp/wp-content/uploads/nicestep2009-07_shibata.pdf
このデータを見るとわかるとおり、太陽活動が活発な時期では、Xクラスが毎月発生するような頻度になるので、今回のようなX1.7、X2.8が連続するというのは、特段珍しい現象ということではありません。
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