この記事を書いている7/16 8:30から48時間ほど前になりますが、概ね半日にわたるMクラスフレアがありました。
通常太陽フレアは、短時間に発生-終了するので、半日にもおよぶのは大変珍しいです。発生クラスM(中規模)ですが、地球に到達するエネルギー量としてはトータルでXクラス(大規模)に相当するものになります。
GOES衛星の太陽放射線(proton flux)データを見ても二日に渡って高い数値になっています。
SDO衛星の写真では、大きく強いフレアが長時間続いていることが判ります。
長時間の太陽フレアがどのような影響があるのかは、経験がほとんどないので明確ではありませんが、以下のような影響が考えられます。
・とにかく眠い、もしくは眠れない
・ずーっとイライラする
・落ち着かない
・やたら食べる、もしくは食べられない
現時点では太陽は落ち着いているので、上記のような影響があっても半日ほどで落ち着いてきます。
(画像引用元)
宇宙天気ニュース
http://swnews.jp/
宇宙天気ニュース
フレアの自動検出
http://swnews.jp/rt/goes_xray.html
GOES衛星の太陽放射線(proton flux)データ
http://www.swpc.noaa.gov/products/goes-proton-flux
Solar and Heliospheric Observatory
AIA/HMI Browse Data
http://sdo.gsfc.nasa.gov/data/aiahmi/
コメント
太陽フレアというのは起こってからどの位で地球に影響が出て、どの位でその影響が収束するものでしょうか。もちろんフレアの規模にもよると思いますが。
昨日の朝からひどいめまいで1日中起き上がれませんでした。過去1度めまいで数日目込んだことがありますが、太陽フレアの影響もありそうだなと思いました。
> hiromiさん
過去のデータも調べ直してみたので、返信遅くなりました。
太陽から地球までの距離で光が届くのに約8分。観測しているGOES衛星は静止軌道上なので、観測されている値は、概ね地球上のリアルタイムと見て構わないと思います。
太陽フレアが発生してから、影響が出て来るのはフレアの強度にもよりますが、ほぼリアルタイムに出て来ることが多いです。
太陽フレアは通常短時間で収束するのですが、人間の身体や精神への影響は半日から一日程度残ることが多いです。
太陽の力というのはやはりすごいですね。ほぼリアルタイムで影響するなんて。ありがとうございました!