ここは呼ばれて行ったのではなく、スピリチュアルカウンセラーという立場から確認の為に来ました。17年ぶり二度目の参拝です。
表門
本堂
●佐野厄除け大師の良いところ
良いところを挙げてみると、
(1)テレビ・ラジオCMで有名
毎年、新年前になると大量のテレビ・ラジオCMを流すので、有名です。
そのため、特に新年などになると非常に沢山の参拝者が来ます。
とりあえず、有名な所で厄除けしたい人には良いかもしれません。
(2)無料駐車場が沢山ある
境内にも無料駐車場がありますが、少し歩いた周辺に多くの無料駐車場があります。
案内地図(リンク)でカウントしてみると、17か所にもなります。
(3)本堂がきれい
建物は、良くメンテナンスされているようで、きれいな状態です。
良いところは、うーんこれくらいでしょうか。
他には、ちょっと思いつきません。
●佐野厄除け大師に参拝してみたら
(1)以外と小さい
他の三大師と比べると境内はかなり狭いです。
有名なので、大きいお寺と思って行くと、とても小さく感じられます。
(2)自販機が色々
自販機と言っても、飲料ではありません。
おみくじやお札、絵馬、御礼の奉納の自販機が並びます。
おみくじや御守の自販機
絵馬の自販機
御札などを返礼するときに、お金を納める販売機
本堂正面に、御朱印や御守の対面販売もありますが、脇を見ると自販機が色々とあります。
おみくじや御守、絵馬、御礼のお金というのは、対面で手渡しするものと思っていると、面喰います。まるで飲料を売っているような感じで、自販機で売っています。
これほど、沢山の自販機が並んでいるのは、他では見られません。
(3)僧侶の所作
神社の宮司やお寺の僧侶は、所作/立ち振る舞いがきれいな人が多いです。
ある意味、見られてなんぼの世界でもあるので、そういったことは重要だと思っているのですが、ここの僧侶を見ていると、ただのおじさんが僧侶の恰好をしているかのような印象があります。仏に仕えるものとしての風格を感じられません。
※私個人の印象です
(4)流れ作業
厄除け祈祷をしているところをずっと外から見ていましたが、なんだか流れ作業を見ているような感覚になります。沢山の祈祷希望者が申込しているので、若干そういう感じになってしまいがちなのは理解できますが、なんとなく腑に落ちない印象です。
●佐野厄除け大師について調べてみた
(1)不思議な公式ホームページ
まずは、公式ホームページを見てみるのですが、
佐野厄除大師 – 関東の三大師 佐野水子地蔵尊安置
https://sanoyakuyokedaishi.or.jp/
公式ホームページには、書いてあるのは、訪問するための交通案内と、祈願の申込方法がメインです。お護摩の話もあるのですが、ごく一般的な話を書いているだけです。
お寺のホームページであれば、一番に乗せる内容である、お寺の正式名称(山号、寺号)や由緒・沿革、本尊について書いていません。
これは、とても不思議です。
まるで、自分たちの寺がどういったものかを知られたくないかのような内容になっています。
(2)関東の三大師と言ってますが
テレビ・ラジオCMでは、関東の三大師であるということを前面に押し出しているのですが、公式ホームページには、その説明もありません。
CMで流れる、「関東の三大師」というと、この3つの寺院のことをイメージする人が多いと思いますが、
西新井大師(五智山 總持寺:東京都足立区)
佐野厄除け大師(春日岡山 惣宗寺:栃木県佐野市)
これ↑は、関東の三大師ではありません。
これは、関東の三大師を正確に知らない人の、単なるイメージでしかありません。
しかも、3つの寺院の御本尊を見てみると、
川崎大師:弘法大師
西新井大師:十一面観世音菩薩、弘法大師
佐野厄除け大師:如意輪観音、元三大師
佐野厄除け大師だけ、御本尊が異なっており、弘法大師空海ではありません。
(3)関東の三大師とは
関東の三大師は、以下の三つのお寺のことです。
青柳大師(青柳山 龍蔵寺:群馬県前橋市)
川越大師(星野山 喜多院:埼玉県川越市)
この三寺院は、厄除け大師とも呼ばれる元三大師の慈恵大師(良源)を祀る寺院です。
ホームページに由緒・沿革、本尊が書かれておらず、CMの流し方が「関東の三大師」を前面に押し出して、詳細を語らないところを見ると、「川崎大師、西新井大師そして佐野厄除け大師」と勘違いするように、わざと流しているような気になります。
●判断はご自身で
佐野厄除け大師について、色々書いてきましたが、ここに縁があり、心地良い場所だという人も居るでしょう。社寺とのご縁は人それぞれなので、判断はご自身でお願いします。
判断の一助として、厄除け祈願をしている時の、読経と太鼓の音を掲載します。手持ちで撮影したので、微妙に揺れてます。
太鼓の音が大きく、読経が聞こえずらいため、イヤホンやヘッドホンで聞いた方が良いです。
この読経と太鼓の音が心地いい人は、参拝してみると良いですね。
そうでない人は、行かない方が良いと思います。
●最後に17年前と比べて
佐野厄除け大師は、17年前と変わらず、そのままでした。
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