赤城神社 (群馬県赤城山)

神社

赤城山を御神体とする、山岳信仰の赤城神社は、群馬県赤城山にあります。放射線量を地図でチェックしてみると、

放射線量マップ 早川六訂版
http://kipuka.blog70.fc2.com/blog-entry-473.html

放射線量マップ 文部科学省
https://ramap.jmc.or.jp/map/#lat=37.28458799999977&lon=140.5831109999977&z=9&b=std&t=air&s=0,0,0,0&c=20171116_dr

どちらのマップでも、放射線量が、0.2から0.5μSv/hの間にあります。ただ、これらのデータは過去のデータになるので、震災から1年以上たっている現時点では、Cs134の半減期が2年になるのと、風や雨によって拡散したり、集積したりしているので、上記の地図通りとは限らないのが現実です。

群馬県にも比較的広範囲に放射能物質の降下がありますが、赤城山は東側に比較的降下量の多い場所があり、ここでの放射線量の状況が群馬県の他の地域の状況を推測する指標になると考えたので、行ってきました。

今回の確認は、あくまでも参拝に行くのに問題がないかどうかが主眼です。農作物の安全性については、他の情報源を参照してください。

赤城神社は、都内では神楽坂の赤城神社

神楽坂 赤城神社
https://en-light.net/archives/2831

が有名ですが、これは勧請(神の分霊を他の地に移して祭ること)されたもので、勧請元は群馬県赤城山の神社になります。

主要な赤城神社は、全部で三社あり、里側から順番に、

二宮赤城神社(前橋市二之宮町)
赤城神社(前橋市三夜沢町(麓))
赤城神社(前橋市富士見町赤城山(山上))

となります。このうち、三代沢と赤城山の二社は歴史的には本社争いがあるのですが(ウィキペディアに詳しい)、私としては、三社を一体のものとして、それぞれの場所の関係から次のように位置づけしています。

二宮赤城神社(前二之宮): 赤城山遥拝社
赤城神社(三夜沢): 赤城山里宮社
赤城神社(赤城山): 赤城山奥宮社

ということで、麓の神社から順番に、

(1)二宮赤城神社(前橋市二之宮町)

Img_5055
国道17号(上武道路)にもほど近い場所に南面して建ちます。集落から遥拝するという位置付は、グーグルアースの画像を見ると良くわかります。

Ninomiya

二宮赤城神社は、山岳的な強いエネルギーというよりは、ゆったりとした穏やかなエネルギーが特徴です。これは神社が建っている土地の関係が強く出ており、山の中に入るというよりは、山を遠くに見ている場所という感覚が強い神社です。

※測定は、5分1回の簡易測定です。以下同様。

鳥居前入口(アスファルト)
 エステー・エアカウンター: 0.05μSv/h未満
 RADEX RD1503: 0.13μSv/h

拝殿前(石畳)
 エステー・エアカウンター: 0.07μSv/h
 RADEX RD1503: 0.12μSv/h

(2)赤城神社(前橋市三夜沢町)

Img_4992
赤城山の麓、坂が緩やかな場所に建つ神社。写真手前左下に、御神水を汲むことができる場所があり、地元の人が大きなポリタンクをもって、よく汲みにきています。

また、ここの手水舎は池の中に位置するという非常に珍しい形態を持っており、ここにも水との関わりを見ることができます。

Img_4987
赤城山の麓に位置するため、参拝すると山の懐に入るような感じがあります。赤城山との位置関係をグーグルアースで見ると、こんな感じです。

Miyosawa
集落からは少し離れ、山の入口に位置するのが良くわかります。山の懐に入るような、大きくゆったりとしたエネルギーが特徴的です。

拝殿前(石畳)
 エステー・エアカウンター: 0.11μSv/h
 RADEX RD1503: 0.16μSv/h

御神水汲み場(セメント)
 エステー・エアカウンター: 0.05μSv/h未満
 RADEX RD1503: 0.12μSv/h

(3)赤城神社(前橋市富士見町赤城山)

Img_5021
赤城山は、複数の峰からなるカルデラ地形で、大沼はカルデラ湖になります。赤城神社は、大沼に突き出た半島のような場所に建っており、写真左手が大沼になります。かつては、南側のボート乗り場などがある場所あったので、そこには、小さな旧赤城神社があります。

Yamamiya
赤城神社が建つ半島状の地形は、大沼の水面から1mくらいの高さしかないので、湖の中に建っているという感じが強くなります。そのため、山のエネルギーとともに水のエネルギーも強く感じられる場所です。

一般車駐車場(アスファルト)
 エステー・エアカウンター: 0.13μSv/h
 RADEX RD1503: 0.14μSv/h

鳥居近くの看板前(土・砂)
 エステー・エアカウンター: 0.21μSv/h
 RADEX RD1503: 0.23μSv/h

拝殿前(土・砂)
 エステー・エアカウンター: 0.15μSv/h
 RADEX RD1503: 0.15μSv/h

大型車駐車場(土)
 エステー・エアカウンター: 0.09μSv/h
 RADEX RD1503: 0.14μSv/h

(4)まとめ

赤城山を遠望する二宮から、ふもとの道路をいくつも走ってみた後、山上の大沼まで色々と走ってみましたが、山上の一部で若干高い場所はあるものの、全体としては線量も低いと言えます。また、RADEX RD1503のアラームを0.3μSv/hに設定しておきましたが、一度もアラームが鳴ることはありませんでした。昨年、奥多摩を走ったときは、車で走っている最中に数度アラームが鳴ったことを思えば、それよりもさらに低い数値と言えます。

ということで、3つの赤城神社については、参拝に行くのであれば特に問題は無いと言っていいかと思います。

赤城神社のポイントだけですべてを判断することはできませんが、上記の結果から推測するに、群馬県の他の神社についても、(マイクロスポットなどは別として)概ね大丈夫なのではないかと思われます。

コメント

  1. banny より:

    赤城山が大好きで、生まれ育った群馬を離れてから「赤城山を見られない 」生活に何年も寂しさを感じておりました[。
    今でも赤城山を見ると癒されます♪
    赤城山はどんなエネルギーなのですか?

  2. 八雲 より:

    bannyさん
    赤城山のエネルギーは、ソフトに包み込むようなエネルギーです。

タイトルとURLをコピーしました