09/09 09:28(JST)にM4.5の中規模太陽フレアが発生した2158黒点群で、09/11 02:45(JST)にX1.6の大規模太陽フレアが発生しました。
M4.5の中規模太陽フレアとは、時間間隔が開いているので、X1.6の単体大規模フレアと考えていいかと思います。
Xクラスの太陽フレアは、大規模という等級区分がされていますが、Xクラスでも強度が低いフレアは珍しい現象ではなく、多い年であれば毎月発生しています。以下にSWC/NICTの年度ごとのデータを掲げておきます。
太陽フレアの規模がX1.6程度であれば通常心身にはそれ程影響がないのですが、今回はほぼ正面から地球に向かう方角での噴出になるので、発生の規模に比べて影響度合いは高くなります。
下の図は、模式的にあらわしたものですが、太陽フレアが太陽の中心で発生しているときは、地球に影響する確率(あるいは影響度合い)が高いのに対して、太陽フレアが太陽の端で発生しているときは、地球に影響する確率(あるいは影響度合い)が低くなることがわかると思います。
そのため、太陽フレアの発生状況と体調への影響については、X線強度だけでなく、発生している場所と放出する角度についても見ておく必要があります。
今回のXクラスの太陽フレアは、正面かつ地球方向になるので、影響が出やすくなります。影響を受けないように、十分体調管理しておいてください。太陽フレアと体調不良については、以下の記事を参照してください。
太陽フレアと体調不良
http://enlt.way-nifty.com/blog/2013/05/post-d565.html
(画像引用元)
Solar and Heliospheric Observatory > The Sun Now
http://sdo.gsfc.nasa.gov/data/
宇宙天気ニュース > フレアの自動検出
http://swnews.jp/rt/goes_xray.html
(太陽フレア詳細データ)
Lockheed Martin Solar and Astrophysics Laboratory
SolarSoft Latest Events
http://www.lmsal.com/solarsoft/last_events/
NICT 宇宙天気情報センター
http://swc.nict.go.jp/contents/index.php
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