この本は、東日本大震災における放射線を主題として、未来のためのこころのありようを糸井さんの問いかけを通じて表現しようとしたもので、その点については、糸井さんの「もうひとつのあとがき こころのありよう、というか「姿勢」のこと。」にまとめられています。
この本は、文庫オリジナルなので、文庫でのみ発売しています。
二人の対話を書籍化したもので、「福島の知られていない今の事実」についての話が展開されて行きます。
早野さんの話は、TUFテレビユー福島の「福島で日常を暮らすために1&2」の内容と重複する所がありますが、糸井さんの問いかけに対して、早野さんが解りやすく説明されており、TUFの番組とは違った視点で考えることができます。
読みやすく、自分自身の心のあり方・姿勢について、考えさせてくれる本なので、お勧めです。
書名:知ろうとすること。
著者:早野 龍五、糸井 重里
文庫: 192ページ
出版社: 新潮社
発売日: 2014/9/27
ISBN-10: 410118318X
ISBN-13: 978-4101183183
Amazon: http://www.amazon.co.jp/dp/410118318X
(関連ページ)
ほぼ日刊イトイ新聞
早野龍五さんが照らしてくれた地図。
http://www.1101.com/hayano/
ほぼ日刊イトイ新聞
『知ろうとすること。』
※本の内容を一部立ち読みできるようになっています。
http://www.1101.com/shiroutosurukoto/
(参考)
早野さんの福島に関係する論文
福島県内における大規模な内部被ばく調査の結果
― 福島第一原発事故7{20 ヶ月後の成人および子供の放射性セシウムの体内量―
日本語抄訳
http://www.env.go.jp/chemi/rhm/conf/conf01-09/ref01.pdf
英語原文
http://dx.doi.org/10.2183/pjab.89.157
ベビースキャン:福島の乳幼児のためのホールボディカウンター(英文)
http://dx.doi.org/10.1088/0952-4746/34/3/645
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