今日(8月23日)は処暑(しょしょ)になります。
“「処暑」も各地で37度超の残暑(NHK)”というニュースが流れていたりしますが、立秋の記事でも書いた通り、二十四節気は基本的に、「これからどうなるかを表している」暦なので、「処暑なのに残暑」という表現は正しくありません。
処暑を過ぎると、まだまだ暑い時期ではあるけど、これからだんだんと気温が下がって行くので、日中でも秋を感じるようになる。という意味に捉えると、これから季節がどう変化して行くのかが分かりやすくなります。
夏の一番熱い時期が「立秋」になり、これから気温が下がり始める時期が「処暑」になりますが、二十四節気は、これからどういう季節に向かうのかを知ることで、この暑い時期を乗り切るための「心のクーラー」という昔の人の知恵です。
一番熱い時期に「秋」を思うことで、少しでも涼しさを思い起こす。暑さが和らぎ始めるこの時期に「暑さが峠を越える」を思うことで、あと少しをがんばれる。二十四節気はこういった使い方が一番良い使い方です。
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