私はこれまで三度参拝してますが、家族はまだ山倉大神に行ったことがないので、家族を連れて行ってきました。
道路がカーブしているところに、一の鳥居があります。
短い参道を進むと二の鳥居。
瑞垣(神社の塀)の石に彫られた名前の場所を見ると、大部分が江戸の講になっており、江戸から徒歩でここまで来て参拝していたのが良くわかります。
Googlemapで調べると、徒歩で約19時間なので、一日8時間歩いたとしても、三日がかり。なので、往復で約一週間の行程になりますが、成田山新勝寺の近くを通るので、そちらも立ち寄ると、九日がかりになります。
御祭神は、造化三神のうちの一柱「高皇産霊大神」。
配祀神は、「建速須佐男尊」「大国主尊」。
という事になっていますが、これらの神々は明治2年に神仏分離により新たに祀られた神ということもあり、参拝してみても存在感が薄いです。
境内に入った時点で分かる、他にはない独特の空気感はやはり「大六天王」のものです。
拝殿に掲げられている額を見れば、今も「大六天王」がここに存在しているのが良くわかります。
大六天は、第六天魔王あるいは単に魔王、他化自在天などとも呼ばれ、仏界の欲天のうち「第六天」に住む仏尊(ほとけさま)のことです。
この仏尊は人々の欲の喜びを自分の糧にします。
そのため、様々な人の欲を叶える神として神社に祀られるようになり、人気になりましたが、明治の神仏分離によって、神社では古事記・日本書紀の神に祀り替えしたところがほとんどです。
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境内の空気は、とても大きな存在がそこにいて、人々の想いや欲を叶えてくれるという、独特の感覚。
あらゆる疲れや穢れを祓い清めてくれ、本来の自分に戻って行くので、とても心が穏やかになって行きます。
とても、良い神社でお勧めです。
でも、ほとんど知られてないので、参拝していた間他の人は誰一人として参拝来ず、貸し切りのような感じになりました。
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所在地:千葉県香取市山倉2347
位 置:北緯35度47分25秒 東経140度32分19秒
リンク:https://maps.app.goo.gl/EFCL1nXzp1zkB4S68
公共交通機関はウィキペディアによると、
JR成田線「佐原駅」から山倉行き千葉交通バス→「山倉大神」バス停下車
成田線「小見川駅」からコミュニティバス「山田循環バス」の運行もあり
となってますが、運行本数が少ないので、事前に調べてから行ってください。
タクシーは成田線「小見川駅」が一番近いです。
やはり、ここは車で行くのが一番です。
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