三峯神社の御仮屋

神社

合間を縫って、三峯神社に行ってきました。
本殿と楼門は昨年改修されて、綺麗になっています。

本殿には、伊弉諾尊(いざなぎのみこと)・伊弉册尊(いざなみのみこと)が祭られており、黒漆をベースとした壮麗な装飾があり、見ごたえがありますが、エネルギー的にはそれほど強く感じるわけではありません。

三峯神社に行った時は、いつも「御仮屋」にも参拝します。

三峯神社の本質は、大口真神すなわち犬神さまです。

犬神さまといっても低級な存在から高級な存在まで色々とあるのですが、こちらの大口真神は高級な犬神さまで、それは三峯神社の掛け軸を見れば一目です。

普通掛け軸には、神社の神様の名前や絵図が描かれるので、普通なら伊弉諾尊・伊弉册尊になるはずですが、こちらの掛け軸には、御犬様が描かれているとおりで、実際に参拝してみるととても力強くてやさしいエネルギーが印象的です。

御座候ホームページ  から引用:

狼と赤飯

秩父地方には「狼」即ち「お犬様」と関わりの深い神社が多くありあます。その一つに三峯神社。社名は標高2018メートルの雲取山、お社がある白岩山、奥宮がある妙法岳の三つの霊峰から起こっています。この神社で、お犬様に小豆の赤飯を供える神事が執り行われます。

御焚上祭

御祭神の従者、御眷属であるお犬様の神事は毎月二回行われます。神職だけの祭を10日に、講員全体のものを19日に行います。甑番と呼ばれる担当神職が午後1時半から梗米と小豆で赤飯を調理し、それにお酒をかけ、4時にお宮にお供えし、神事を行います。19日には10日の三倍の赤飯をつくります。この神事は御炎上祭といわれ、同じ秩父地方の宝登山神社でも行われていますが、それは7日のみで白飯が供えられます。三峯の赤飯に関しては民俗学者柳田國男が『山の人生』に「『三峯山誌』の記すところによれば・・・・御眷属子を産まんとする時は、必ず凄然たる声を放って鳴く。心直ぐなる者のみこれを聴くことを得べし。これを聴く者社務所に報じ来れば、神職は潔斎衣冠して、御焚上げと称して小豆飯三升を炊き酒一升を添え、その者を案内とし山に入り求む・・・・」と書いています。

御座候ホームページ > Azukiこぼれ話 > No.085 御焚上祭
http://www.gozasoro.co.jp/azukikobore/a085.html

御座候ホームページ
http://www.gozasoro.co.jp/

興雲閣には、500円(タオル付き)で、日帰り入浴のできる温泉「三峯神の湯」があります。大滝村の源泉からタンクローリー車で運んできています。平日の昼間であれば混んでおらずゆっくりできるのでお勧めです。

なお、三峰ロープウェイは、平成18年5月19日から平成19年5月31日まで休止していましたが、そのまま平成19年12月1日で廃止となりました。

秩父鉄道からのお知らせ
http://www.chichibu-railway.co.jp/topi/info/mt/2007/10/071005.html

車で行くのがお奨めですが、電車バスの場合は、上記のHPにあるバスで行くか、西武秩父駅から土日のみバスが出ています。西武秩父駅からの方が交通の便は良いのですが、いずれの路線でも1日5本と本数が大変少ないので注意が必要です。
西武バスのサイトで、「西武秩父駅」「三峯神社」で探してください。

三峯神社
http://www.mitsuminejinja.or.jp/

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