平成28年熊本地震の震源地は、当初は熊本市街に近い益城町近辺でしたが、その後の余震では、震源地が中央構造線に沿って東北方向に移動しており、今後の動向を注視する必要があります。
画像は、http://www.hinet.bosai.go.jp/hypomap/?ft=1&LANG=ja から引用。
上記の画像を拡大すると、
当初熊本であった震源地が、現在は大分まで広がっていることが良く判ります。
古い地震を調べると、中央構造線では愛媛から始まって、大分、京都と連鎖したと思われる地震も起きています。(日付に間違いがあったので訂正しました)
1596年9月1日 慶長伊予地震(愛媛)M7
1596年9月4日 慶長豊後地震(大分)M7
1596年9月5日 慶長伏見地震(京都)M7
そのため、地震の今後の動向を注目しておく必要があります。
(2016/4/18追記)
その後の気象庁の「平成28年(2016年)熊本地震」について(第12報)のグラフを見ると、地震の発生回数がこれまで見たこともない変化を示しています。
通常の地震では、本震からの経過日数が経過すると同時に、余震も落ち着いてくるのですが、今回の熊本地震では、赤線で見られるように、本震一日目を過ぎて、急に余震の回数が増加しており、これはこれまでの震源地に加え、新たな震源地が発生していると見た方が良いようです。
気象庁:
「平成28年(2016年)熊本地震」について(第12報)[PDF形式: 591KB]
http://www.jma.go.jp/jma/press/1604/17b/kaisetsu201604171530.pdf
UAV(ドローン)による災害地の詳細な映像があります。被害の大きさを映像から感じられます。
国土地理院:
UAVで平成28年(2016年)熊本地震に伴う山王谷川(南阿蘇村大字長野)の土砂災害箇所を4月17日に撮影しました。
https://www.youtube.com/watch?v=obqBnLNur0I
UAVで阿蘇大橋周辺(南阿蘇村立野)の土砂崩れ箇所を4月16日に撮影しました。
https://www.youtube.com/watch?v=C52Niq2jNdI
UAVで平成28年(2016年)熊本地震に伴い出現した南阿蘇村河陽周辺の断層を4月16日に撮影しました。
https://www.youtube.com/watch?v=DXTAAvVB2M8
UAVで平成28年(2016年)熊本地震に伴い出現した益城町下陳周辺の断層を4月16日に撮影しました。
https://www.youtube.com/watch?v=umKIDwxkuYg
平成28年熊本地震に関する情報
http://www.gsi.go.jp/BOUSAI/H27-kumamoto-earthquake-index.html
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