鞍馬寺 – 貴船神社 ライン

京都市左京区鞍馬貴船町にある貴船神社は、社伝では反正天皇(336年-410年)の頃の創建としている。一方の鞍馬寺は、日本後紀によれば、796年(延暦15年)、藤原伊勢人が夢の中で貴船神社の神に鞍馬寺を建立するよう託宣されたとされており、建立は貴船神社より後年になる。
そのため、パワースポットとしての鞍馬寺を考えるときは、鞍馬寺だけでなく貴船神社も含めて考えることが必要になる。
貴船神社は現在奥宮となっているところが、本来の場所であり、現在の貴船神社本殿・拝殿がある場所は、元来は遥拝所(離れた場所にある神社を拝する場所)である。かつて社殿は奥宮に建てられていたのだが、洪水による倒壊を何度か経験したことから、下った現在の場所に本殿が建てられるようになった。

鞍馬寺の山門から、本堂へ直線を引くと、その線は貴船神社奥宮へと延びる。

Kramakifune

はじめ、鞍馬寺本堂周辺の詳細地図を見ていたときに、鞍馬寺は鞍馬山の中腹の平らな場所に地勢に沿って建てられているようになっていたので、特に周囲の社寺との関係は注目していなかったのだが、念のため山門から本堂へのラインを引いてみると、きれいに山門から本堂へのラインに沿って建物の角度も含めて建っており、まさに地勢にあわせた建ち方であるのが分かるが、さらにその線を延ばしてみると、魔王殿と山頂の中間を通り、貴船神社奥宮に達する。

貴船神社は、高鮴乱_(たかおかみのかみ)・闇鮴乱_(くらおかみのかみ)という、水神を祀る神社として有名であり、鞍馬山の南に位置する由岐神社は鞍馬の火祭で知られており、ラインの両端が、水と火という両極のエネルギーを祀っている。
また、ラインの両側には、鞍馬寺奥の院である魔王殿と鞍馬山の頂上があり、両神社とあわせて、綺麗な構図となっている。鞍馬寺が他のお寺とは異なり、宇宙的なエネルギーを持った場所であるというのは、これらの水と火の両神社、魔王殿と山頂というグリッド構造から来るものかもしれない。
さらに、鞍馬寺西門と貴船神社本宮は、鞍馬山の西側で隣接し、こちらも密接な関係を暗示している。

(続きます)

コメント

  1. 秋月 より:

    貴船、鞍馬よいところですね
    スピリチュアルな話ではないですが
    鞍馬の奥に?鞍馬温泉という硫黄のお風呂が有るようです。
    そこの温泉には行った事ないですが、鞍馬寺に行った時、下の方から硫黄の匂いした気がします。
    この辺りは火山ではないですから、化石海水系か何かの堆積物の硫黄泉かと思います。

  2. 八雲 より:

    秋月さん
    鞍馬温泉については、03年に行ったときに、ウエサク祭参加者の方から聞いていたので、今年のワークショップのこともあり、調べてみたのですが、あまり評判は良くないようで、「高い」「塩素臭」ということがクチコミでも多く見られます。
    高いのはともかく、循環式で塩素臭となると、がぜん行く気が無くなってしまいます。自然湧出の温泉ということで注目していたので残念です。

  3. 秋月 より:

    成る程、検索して出る口コミはおもわしくないですね。ちょっと残念です。
    去年、行った時は滋賀の瀬田に有る琵琶湖健康ランドに泊まったのですが、一応天然温泉でした。施設は多少古い方ですが、湯はそこそこ良かった記憶があります。
    費用対効果考えまぁまぁでした。
    鞍馬まではちょっと遠いですが、ここから鉄道で行きました。
    ウエサク祭でしたら鞍馬近辺で一休みしたいところですね。

  4. 浜田浩太郎 より:

     はじめまして。上記のライン、興味深いですね。私も、貴船と鞍馬の関係に通説とは異なる何か違うものを感じ、研究しています。個人的には、大杉権現が非常に気になります・・。大杉権現こそが、鞍馬貴船一帯の中心地ではないかと・・。いろいろと、ご教示下さい。突然のコメント、失礼しました。

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