スピリチュアルな活動をしている人たちを見ていると、概ね二つに分けて考えるといいのではないかと思います。
ここでは、「上昇志向」と「現世指向」の二つに分けて考えますが、どちらが優れているということではありません。どちらにも価値があります。大切なのは、この記事を読んでいるあなたが、どちらの方に興味・関心が強いのかということです。
二つのそれぞれの活動をしている人たちのポジションと、良く語られるキーワードを図にしてみました。
(1)現世指向
この人生をより良いものにしたいという希望が強い。
そのため、「この世とあの世は、どうなっているのか」、「どうすれば人生は良くなるのか」ということに強い関心がある。
占い師や霊界を中心的に扱う活動をしている人などは、一般的にこちらのタイプになり、霊界や先祖、開運などのキーワードを良く使います。
そのため、メディア(TV、雑誌など)によく出てくるのはこちらの人たちになります。オーラの泉で有名になった人もこちらのタイプになります。
こちらに興味・関心が強いのは、こちらの記事で説明している、
肉体体験のプロセス(リンク)
(B):肉体体験を深めている人
タイプの人たちが中心になります。
(2)上昇志向
この人生を全うし、アセンド(肉体体験からの脱却)していきたいという希望が強い。
そのため、この世とかあの世ではなく、統合・ワンネス・悟りといった事柄に強い関心がある。
スピリチュアルでこちらの活動をしている人は、(1)現世指向に比較すると少なくなります。
こちらを指向している人たちは、肉体的な段階から、エネルギー的な段階へと向かうことになるので、現世指向のような、物質的な事柄への関心は強くない傾向があります。
また、(1)現世指向の人たちに比べると、語る内容が難しくなりがちです。これは、我々が肉体という物質的な体験をしているのに対して、エネルギー的な体験という一見すると掴みどころのない世界を扱うので、実感としてわかりにくくなりがちであるということから来ています。
こちらに興味・関心が強いのは、上記の記事の「肉体体験のプロセス」で説明しているカテゴリで言えば、
(C):これから昇ろうとしている人
が中心になります。
(3)どちらかのグループに属する
上記の、現世指向と上昇志向については、スピリチュアルな活動をしている人も、それらの人の情報やワークショップに参加している人も、興味・関心があるのは、どちらかのグループにのみの話題になりやすく、どちらか一方のみに属するのが一般的になります。
なので、そこでは異なる指向タイプの事は語られず、片方の情報だけに接するという人が大半になり、異なるタイプが存在するということを知らないまま過ごす人も多いです。
(4)両方を体験するタイプも
(1)と(2)の、どちらか一方しか体験しないという人にとは異なり、今回の人生において、(1)→(2)という順番で両方を体験する人たちも居て、これからはこの両方を体験するタイプが増えていくことになります。
コメント
八雲先生
上昇志向の「過去世」と現世志向の「前世」の違いは何なのでしょうか??
その言葉の違いが良く分からないのですが・・・。
Rosemaryさん
「前世」は、文字通り、一つ前の人生のこと。
「過去世」は、輪廻転生している中のうち、いくつかの人生を表しています。
現世指向の場合、単純化することで分かりやすくして、受ける話にする傾向があります。そのため、一つ前の人生という言い方が多くみられます。
上昇志向の場合、物事を深く理解することが重要なので、正確な話にする傾向があります。そのため、複数の過去世について、認識することが必要だという考え方になります。