穴八幡宮 一陽来復の年表記について [2023/10更新]

一陽来復

穴八幡宮 一陽来復の年表記について、ネットを見ていると混同しているものがあるので、ここで書いておきます。

年度の考え方

一般的に年度は、1月1日から12月31日になりますが、一陽来復の場合は少し異なります。

一陽来復の場合は、『12月の冬至を一年の始まり』としています。

なぜ一年の始まりが異なるのか

そもそも、カレンダー(暦)というのは天体の運行を基に定められていました。
なので、冬至を一年の始まりにしています。(春分を一年の始まりとする暦もあります)

冬至の解説
冬至の朝の玉前神社 冬至(とうじ:the winter solstice) 二十四節気の一つで、グレゴリオ暦では大体12月22日頃になる。 天文学的には、太陽黄経が270度で、北半球では太陽の南中高度が最も低い、つまり日中の太陽が一番低い日...

私たちが普段使っている暦は名称をグレゴリオ暦と言い、1582年から使い始めました。

それまでは、冬至を一年の始まりとしていました。
しかし、旧暦に誤差があり、それが年々累積して一年の始まりが冬至ではなくなってしまったのですが、グレゴリオ暦に改暦するときにそのずれた日を一年の始まりとしてしまったため、ずれが残ってます。

カレンダーで見ると

カレンダーと一陽来復での意味とを並べると、こんな感じになります。

カレンダー
(グレゴリオ暦)
一陽来復での意味
2023年元旦 2023年度途中
2023年冬至前日 2023年度の終わり
2023年冬至 2024年度の始まり
2024年元旦 2024年度途中

よくある記述

ネットを見ていると、単に2023年としか書いておらず、2023年冬至を意味するのか、2023年度すなわち2022年冬至を意味するのか良くわからないものが多く見られます。
それらの情報を見るときは、冬至の年なのか、年度の年なのか、よく注意して見てください。

私の記事では

冬至年と年度を混同しないようにするため、私の記事では、

2023年冬至 – 2024年節分

一陽来復を頒布/貼付ける、冬至から節分までの期間で表示しています。

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