米宇宙企業スペースXは13日、スターシップの5回目の無人飛行試験を実施。
スターシップは、一段目のスーパーヘビーと飛行士が乗る二段目のスターシップで構成されます。
今回は、発射後に、
発射台に取り付けたアームで、着陸するブースターロケットのスーパーヘビーをキャッチすることに初めて成功。世界的にも初めてであり、特筆すべき成果です。
ブースターロケットの再利用に大きく前進しました。
スターシップ本体はインド洋に着水、着実に前進しています。
打ち上げから着陸までが以下の動画に収録されてます。
【発射からスターシップ着水まで】
1時間以上あり、発射は32分ごろ、発射台着陸は39分ごろから始まります。
https://www.spacex.com/launches/mission/?missionId=starship-flight-5
【ブースターロケット着陸動画】
着陸時の35秒動画。
https://x.com/SpaceX/status/1845958325948895425
スペースXはスターシップの飛行に向けて、着実に経験値を積んでいます。
どの国でも、新規のロケット開発において、初期に失敗を繰り返すのは普通のことです。この経験をすることが、安定的に飛行するロケットの開発につながります。
日本人は、技術開発の初期の失敗を糾弾することが多いのですが、それは技術の進歩を遅らせることに繋がってしまいます。
H3ロケットの最初の失敗から、次の打ち上げまで約1年も掛かってしまうというのは、世界的に見れば異常に遅い開発スケジュールです。
技術開発には、初期の失敗は成功するために必要な経験なのです。
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