2013年に伊勢神宮が20年ぶりに遷宮となります。伊勢神宮は貴重な文化遺産なので、文化庁のサイトから、神社建築の国宝リストを取り出してみました。
大崎八幡宮(宮城県)
東照宮正面及び背面唐門(栃木県)
東照宮東西廻廊(栃木県)
東照宮東西透塀(栃木県)
東照宮本殿、石の間及び拝殿(栃木県)
東照宮陽明門(栃木県)
仁科神明宮(長野県)
久能山東照宮(静岡県)
御上神社本殿(滋賀県)
大笹原神社本殿(滋賀県)
都久夫須麻神社本殿(滋賀県)
日吉大社西本宮本殿及び拝殿(滋賀県)
日吉大社東本宮本殿及び拝殿(滋賀県)
苗村神社西本殿(滋賀県)
宇治上神社拝殿(京都府)
宇治上神社本殿(京都府)
賀茂御祖神社(京都府)
賀茂別雷神社(京都府)
豊国神社唐門(京都府)
北野天満宮(京都府)
桜井神社拝殿(大阪府)
住吉大社本殿(大阪府)
宇太水分神社本殿(奈良県)
春日大社本社(奈良県)
石上神宮摂社出雲建雄神社拝殿(奈良県)
出雲大社本殿(島根県)
神魂神社本殿(島根県)
吉備津神社本殿及び拝殿(岡山県)
厳島神社(広島県)
住吉神社本殿(山口県)
神谷神社本殿(香川県)
青井阿蘇神社(熊本県)
宇佐神宮本殿(大分県)
国宝というのは、あくまでもモノとしての価値を見ているので、パワースポットの主要な本殿が国宝になっているとは限らず、パワースポットの一部の建物が国宝になっていることもあります。石上神宮はその典型で、本殿ではなく境内の摂社出雲建雄神社拝殿が国宝指定されています。
このリストを詳しく眺めていると、一つ疑問がわいてきます。
日本の代表的神社である、「伊勢神宮が指定されていない」のは、なぜか??
国宝は、歴史的な価値がある建造物が指定されるのですが、伊勢神宮の建物は、長くても20年です。20年ごとに遷宮ということで、建て替えされるため、伊勢神宮の歴史は長いのですが、建物ということになると、わずか20年ごとの歴史しかないので、国宝として指定されることはありません。
しかし、パワースポットとしては、長い歴史を持った場所なので、建物的な価値観ではなく、「場」としての価値観の方が重要なのですが、そういった視点で国宝が定められているわけではありません。
来年、2013年は伊勢神宮の遷宮の年になります。短い期間ですが、旧社殿と新社殿の二つが並立するというのは、この時にしかみられない、つまり20年に一度しかないという貴重な時期です。
来年は、伊勢神宮参拝のワークショップを行います。20年に一度の短い期間なので、混み合うことにはなりますが、めったにない機会であり、今回を外すと、次は20年先になります。ということで、なかなかないチャンスなので、来年の伊勢神宮ワークショップは貴重です。
コメント
行きたかったので、ワークショップをしていただけるとありがたいです。
ずいぶん先の話。と思っていましたが、あっという間に2013年になってしまうのでしょうね。
今年も1/6が終わってしまったのですから・・・