なぜ選択したのか、理由が分らない(2)

宇宙の創造力(潜在意識)

その1からの続き(リンク

ABの二つの選択肢があり「A方が良い事は分っているのに、Aを選択できず、B選択してしまう」ということが起きるのは、内心に働きですから無意識的な選択になります。
選択した後に後悔しても、そこには理由がないのですから、自分を責めたり、自分を卑下することは、マイナス効果しかありません。

一方で、意識あるいは無意識(潜在意識)に理由がある場合は、比較的良く知られています。

これは、[原因]→[結果]なので、一般的にも受け入れられやすくなります。意識の中に理由がある場合は、自分がBを選択した理由が分っているのですが、無意識下に選択した理由がある場合は、自分でもなぜそれを選択したのかわからないので、理由がない内心の反応との区別が難しくなります。

自分でも理由が分らず、あることを繰り返してしまうことを辞めたいとき、理由があれば理由を突き止めて、それを解消することで対応できますが、全てに理由があるとは限らず、理由がない場合もあります。

これは、人生のプログラミング(リンク)で書いている、生まれる前に設定されたプログラミングになります。予め与えられているプログラミングになるので、それが与えられた理由を知ることは非常に難しくなります。

理由がない、もしくは理由が分らない場合、その理由を探しても見つけることは困難になるので、その場合に必要なのは、意識的かつ感情的に、Aを選択することを繰り返すことです。その場合、無意識レベル(内心を含む)で、選択に対する抵抗感が起きるのですが、その抵抗感こそがプログラミングです。

そして重要なのは、「プログラミングは書き換えることが出来る」ということです。

生まれる前に与えられたプログラミングを以前は人生のブループリント(設計図)と呼んでいましたが、ブループリントという言葉を使うと、変更することは不可能だという思い込みを作る人が出て来るので、最近はその表現は使わず、代わりにプログラミングと呼んでいます。

プログラミングは、Aを選択しようとするときに抵抗感として現れます。プログラミングには、理由がない(あるいは見つからない)ので、原因に戻って対処するのではなく、新しいプログラミングを取り込むことで書換えを行います。

新しいプログラミングを取り込む時に鍵になるのは、イメージと感情です。感情というのは、それが起きる理由が分るときもありますが、理由が分らず湧き上がってくることがあります。理由がない感情というのは、与えられたプログラミングが発動している状態です。

感情とプログラミングは、表と裏のような関係があり、プログラミングが感情を引き起こすように、感情はプログラミングに影響を与えます。
嬉しいとか、楽しいという感情を体験することが、その後の人生において考え方や選択に大きく影響を与えるというのは、誰しも経験していることです。
また、イメージとプログラミングも同じように表と裏の関係があります。スポーツやビジネスにおいて、イメージトレーニングは効果があり、取り入れると結果を引き出すことが出来ることも良く知られています。

自分が本来選択したいAをイメージし、選択した結果の幸福な感情を引き出すことがプログラミングの書き換えに繋がります。

その3に続く(リンク

コメント

  1. hiromi より:

    よく言われるプラス思考が良い結果を生む、ということがとても論理的にわかりやすく書かれていて納得できました。いわゆる一般的な深層心理学的な問題解決の限界も、「プログラミング」という言葉を通して納得させられます。新しいプログラミングを入れる時の抵抗感は最も厄介なもので、その辺のことも含めてプログラミングなんだと考えると、勇気が出てきます!

  2. 八雲 より:

    > hiromiさん

    心理学では心というのは脳内活動だと定義されているのですが、実際には肉体を超えたもっと広がりのある活動なのが分ります。肉体の中に心が宿るのではなく、肉体を超えた心が肉体を生み出しているのが分ります。

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