※更新しました 2009.4.21
ゴールデンウィークも近づいていますので、車で行く神社・聖地めぐりのノウハウについて、書いておきたいと思います。
(1)2分の1給油
地方の神社・聖地に車で行くときにまず問題になるのは、給油です。ガソリンスタンドの数がそもそも少ない上に、土日になるとお休みしている所が多いです。また平日でも、その土地にイベントがあったりすると、臨時休業していることがあります。しかも、その次のガソリンスタンドまで、かなりの距離があるというののも、珍しくありません。
なので、ガソリンの確保というのが、まず第一に重要なことになります。
地方のガソリンスタンドになると、そもそもオープンしているかどうは、行ってみないと分からないことが多く、事前に情報を入手することもむずかしくなります。
そのため、私は、「2分の1給油」を普段から実施しています。
「2分の1給油」というのは、車のガソリンタンクのガソリン残量が2分の1になったら、ガソリンスタンドによって、満タンにするというものです。
これを普段から実施しておくと、(和歌山など)ガソリンスタンドがあっても休業していることが多い土地に行く場合、行き先のガソリンスタンドが休業しているというような、最悪の場合でも、給油したスタンドに戻ることができ、そこから再出発することができるので、ガソリン切れで立ち往生することがありません。
これを普段から実施しておくと、高速道路でも200Km程度で給油することになるので、ほどよい休息にもなり、安全面でも効果的です。
(2)アクティブセーフティな運転
アクティブセーフティというのは、事故を未然に防ぐための能動的安全性ということで、ここでは、事故を未然に防ぐための運転のポイントをいくつか書いておきます。
(a)合流地点でライトオン
高速道路の合流地点、たとえば首都高速だと、箱崎JCTなどが典型的に複雑なジャンクションですが、こういった場所では、合流時にライト(前照灯)を点けるようにしています。
複雑な合流地点だと、ドライバーは前方に意識が集まりがちになり、後方への注意が散漫になりやすくなります。そういった場合、バックミラーにライトの光が写ると、後方への注意を意識してくれることがあり、合流時の事故を未然に防ぐことができます。
※以下の記事でも同じですが、ライトオンは前照灯(ヘッドライト)のことで、スモールランプではありません。スモールランプでは、この記事で述べている効果はありません。前照灯(ヘッドライト)を点灯してください。
(b)トンネルでライトオン
トンネルでは、かならず点灯するようにしています。トンネルの事故のうち、原因として多いのが、後続車両が居ることに気が着いていないというのがあり、それは後続車両がライトを点けていないことが多いです。
トンネル内は暗いため後続車両がライトを点けていないと、その存在に気が着くのが遅れて、事故の原因になることがよくあり、私自身でもライトを点けていない後続車両に気が着くのが遅くなり、ヒヤッとすることがあります。
特に追い越し車線を走る場合は、走行車線の車よりもスピードが出ており、走行車線の車が追い越し車線に出るときに、走行車線の車がライトを点けていないために、その存在に気が着かないと、追突事故を引き起こすことになります。
トンネル内の追突事故に多いのはこのパターンです。
トンネル内が比較的明るい場合でも、「自車が後方に存在していることを前方の車(特に隣接車線の車)に示すために点灯」をお願いします。
(c)山道でライトオン
つづら折れの山道では、ブライドカーブ(見通しが利かないカーブ)も多く、そういうった場所にはたいていカーブミラーが設置されていますが、山道では木々が茂っていると、暗く対向車を見つけにくくなります。そういった場合、ライトを点灯しておくと、遠くからでも相手から見つけやすくなるので、狭い山道でのすれ違いもスムーズになります。
ブラインドカーブの多い山道では、「自車が近づいていることを、前方の対向車に示すために点灯」をお願いします。
(d)隣接車線の車の死角に入らない
うちの車は、車高が低く全体的にも小さいため、隣にワゴン車やトラックなどの大きい車がいると、死角の中に完全に入ってしまうことがあり、隣接の車からは、隣には車が居ないと勘違いされることがあります。そのため、他の車と並走する場合は、相手の車の死角に入らないように、相対的な位置をいつも調整しています。
(3)酷道に注意
酷道(こくどう)というのは、国道のなかでも、通行が困難な酷(ひど)い状態の道路のことです。都市部にはあまり存在しないのですが、神社をめぐって山地にはいると、国道ならぬ酷道に出くわすことがあります。国道だからといって安心はできません。
国道なのか酷道になるのかの見分け方としては、
(a)三桁国道(425号線など)には、ときとして酷道であることがある
(b)地図上では、他の国道と異なり、細い線で書かれている
ただし、カーナビだとそのあたりの情報が載っていないケースがあるので、注意が必要。
(c)山地、山越え道、川沿いの道に多い
などがあります。
酷道によっては、完全1車線、つまり対向困難とか、ガードレールがなくその先が深い河とか、酷いときにはこれらに加えて、舗装なしということもあります。注意しましょう。
酷道はウィキペディアが参考になります。
http://ja.wikipedia.org/wiki/酷道
(4)宿泊
神社を巡る場合、実際にその場に行ってみると、奥宮を見つけたり、関連する末社・摂社なども廻ってみたくなったりと、参拝にかかる時間が予定時間を大幅に上回ったりすることがよくあります。そのため、私の場合は宿泊先を決めないで、出掛けています。
そうすると、どうやって泊まるのかというと、ビジネスホテルを主に使っています。
ビジネスホテルは基本的に素泊まりで、しかも当日の夕方に予約を入れるといった、急な予約にも対応しているため、全館満室になることが少なく、神社を巡る場合には好都合です。
また、ゴールデンウィークのようなときでも、観光地でない場合、市街地のビジネスホテルは空いていることが多いですし、車での利用をターゲットにしている郊外型のビジネスホテルも空いていることが多いです。これはあくまでもビジネス客を対象として考えて運営をしているためで、そのためゴールデンウィークのようなときは空いていることが多いです。
ビジネスホテルを探すには、ビジネスホテルガイドを1冊車に積んでおくと便利です。
(ブルーガイドニッポンα)>
ビジネスホテルガイドはネット上にもありますが、夕方にホテルを探す場合、携帯サイトだと掲載されている情報量(禁煙ルームなど)が限られてしまうのと、閲覧性のよさという意味でも、書籍のホテルガイドの方が扱いやすいです。
(5)ホテルチェーンを使う
ビジネスホテルでは、上記の書籍を使うのと、ホテルチェーンを併用しています。書籍で探すと、ホテルの当たり・外れがあるのですが、ホテルチェーンだと外れがなくなるので、こちらもよく使っています。
私がよく使っているのはこちら。(利用頻度順)
ルートイン
PC http://www.route-inn.co.jp/
携帯 http://www.route-inn.co.jp/i/
東横イン
http://www.toyoko-inn.com/
HOTEL α-1
http://www.alpha-1.co.jp/
東急ホテルズ
http://www.tokyuhotels.co.jp/ja/
(6)タバコの消臭
上記のホテルチェーンの禁煙ルームであれば、ほぼ問題ないのですが、それ以外のホテルで、禁煙ルームといいながら、タバコ臭い部屋しか空いていないとか、禁煙ルームがどうしても空いていないことがあります。
そういった場合のために、タバコの消臭スプレーをいつも持参しています。
タバコの消臭スプレーは色々と出ていますが、入手しやすさ・効果性・携帯性から、こちらをよく使っています。
無香空間 スプレー タバコ用
http://www.kobayashi.co.jp/SEIHIN/mk_s/index.html
植物抽出物を配合したものですが、ケミカルものになるので、このスプレーは人によっては苦手になるかもしれません。予めチェックしてから持参してくださいね。
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