神社が一番少ないのはどこなのか、神社本庁の平成祭データで見てみます。
(宗教年鑑だと、神社本庁以外の単立系なども数に含まれるので少し多くなります)
沖縄は信仰体系が異なるので別格ですが、その次に少ないのが、以外にも和歌山県になります。
北海道という声も多かったのですが、北海道は本州から開拓で移住した人が集落に神社を作っているケースがあるのと、面積が広いので、印象とは少し違った結果になります。
その次に少ないのが大阪ですが、やはり商人の街だから神頼みはしないということなのでしょうか?人口は比較的昔から多い土地ですし、隣県の兵庫(46位)と比べるとその違いがはっきりしますね。
神社が少ない県というのは、大きい・有力な神社があるところが目立ちます。
和歌山県: 熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社
大阪府: 住吉大社、大鳥大社
宮崎県: 宮崎神宮、鵜戸神宮、高千穂地区
神社を作るときの作り方として、勧請とか分社という考え方があります。
地元に有力な神社があれば、そこに参拝に行くことになるのに対して、有力な神社がなければ、勧請・分社という方法で、新たに神社を作ることになります。そのため、有力な神社がある土地では、神社の数が増えにくいという傾向が出てきます。
これとは逆に、富士山や白山などの山岳信仰の場合は、登山道ごとに神社を建てたり、あるいは霊山に登山出来る人は限られていたので、登山できない替りに地元に小さい神社を建てたりするので、逆に神社の数が増える傾向があります。
※参考記事
クイズ 神社が一番多い都道府県は? (1/17改定)
http://oyashima.way-nifty.com/blog/2011/01/post-f771.html
神社が一番多い都道府県
http://oyashima.way-nifty.com/blog/2011/01/post-0ffc.html
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